なぜCDを買うのか?という疑問から始まって、応援消費として話題になるからCDを買うとなった。

すると話題になることがファン活動なのか?という疑問が私にはあります。


この疑問を考える際に応援消費が参考になりました。つまりファン各自の応援についての思いの違いがリターンの評価の違いになるということです。ある行動が応援となると思うファンがいるならその行動は応援となるということです。様々なファンの応援概念の中に話題になることが応援であるという方がいるなら話題になることが応援となるのでしょう。


 私の想像でこう考えるファンがいるなら話題性が応援となるでしょう。アイドルでなくより狭くイコラブファンとして想像します。


1 イコラブの良さをより多くの人と共有したい

 趣味の世界でその趣味を他人と共有したいという行動はよく見かけるのでその心理は理解できます。

 「釣りの初心者はなに釣りがいい?」とか「おすすめのマンガある?」など質問に熱心に答える光景は容易に想像できます。ただこれらは自分の趣味のフィールドに近づいてきた初心者にアピールしています。話題になるということは不特定多数にアピールするとことになります。イコラブファンの一定数がそれが応援であると思っているならそれが応援となります。


2 CD売上を増やしたい

 レコード会社はCDのCMを行うことがあります。これはCMによりCD売上が増えることを期待しているからです。CMは消費者の話題になることが重要です。これを金銭的利益のないファンがCD売上を増やすために消費者の話題になる行動を応援として行うことです。CD売上が増えて1番利益を得るのはレコード会社ですが次にイコラブ運営の利益となります。CD売上を増やすために話題になることが応援となるという心理です。


3 不特定多数でなく関係者にアピールしたい

 話題になることの目的が不特定多数の消費者でなく業界関係者へのアピールと考えているファンもいるでしょう。

 例えば音楽番組にあまりイコラブは出演できていません。私は音楽番組は特別な利権や慣習がありファン活動では出演は叶わないと思っていますが、ファンにはファン活動で音楽番組の出演が可能になると思っている方も多くいます。そのためのファン活動はCD売上を増やすことと世間の話題になることとなります。CD売上という実績があり話題性があれば番組出演できるのでないかという考えです。


 音楽番組以外の番組やイベントの出演もあります。まずアイドル活動としてコンサート以外にタレント活動もあると考えているファンは番組やイベントの出演を期待します。出演するためには番組スタッフのキャスティングで検討されて採用されることが必要ですが、上記のファンは知名度が低くキャスティングの検討に上がらないのでないかと考えます。そうなると関係者への知名度を上げるために世間の話題になることが必要と思い、だからそれが応援となるとの考えになります。関係者に認知されればキャスティングの検討対象となり採用される機会も増えるという考えです。


 私が想像できる話題になることが応援となるパターンは上記の3通りですが他にもあるかもしれません。イコラブファンの様々な思いが世間の話題になる応援を行っている理由でしょう。