『MBAファイナンス』(ダイヤモンド社, 1999)を読み終える。NPVやWACCの計算など、ひさびさに数式と格闘。レバレッジと企業価値の関係、デリバティブと証券化の仕組みなども分かり、なかなか面白かった。

十年前に書かれたファイナンスの本を、サブプライム危機を経験したいま読み返してみる、ということ自体が面白い。最適資本構成の部分、負債比率を上げるほど企業価値とリスクが上がるというところで、「借り入れを増やすことのメリットとデメリットがどこで均衡するかという理論値を知りたいところだが、今日のファイナンス理論もその点についてはまだ解明できていない」なんて説明を読むと、その結果レバレッジをかけすぎて、けっこう大変なことにもなったんだよね、という思いも湧いてくる。(違うのかな?)また、証券に対する格付けへの信頼をどこまで回復できるのか、ということも、こんご証券を取り扱っていく上でのキーになる気がする。

日本文化会館の図書館で三遊亭圓生の「文違い」と「百代」のビデオを見る。しみじみ面白い。落語、子供の頃は親に連れられてときどき行ったりもしていたが、最近はたんと行っていない。日本に帰ったら新宿の末広亭にでもまた行きたい。



三遊亭圓生、「八五郎出世」