自己啓発書の古典、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』を再読している。感想は後日また書きます。この本の中に、自分の行動の基礎となる価値観や原則を明らかにした文章、ミッション・ステートメント(個人的な憲法、または信条)を書こう、という提案がある。面白そうなのでちょっと書いてみました。


MISSION STATEMENT

1. 現実を見つめ、具体的かつ実行可能なヴィジョンを提案し、それを行動に移すことで自己を示す。

2. 誰かがやらなくてはならないけれど誰もやらないことを積極的にやる。

3. 恋人、仲間を大切にする。

4. 恋人、仲間との楽しい時間をプロデュースする。

5. 人を恐れない。

6. 気高く、しなやかで、屈しない。

7. 苦しみを笑い飛ばす自由を持つ。

8. ルサンチマンの排斥。

9. 身体的な充実。


それぞれについて若干の補足。


1. これはニーチェの『ツァラトゥストラ』、山本常朝の『葉隠』、さらに渋谷でのバイトの経験がもとになっている。空言を弄しても意味がない、思想と行動の乖離は醜い、常に現実的な成果を考えて戦略を立てろ、ということ。


2. これは経験上なんとなく学んできたこと。改めて意識したのは内田樹のこの文章がきっかけ。(リンク


3,4. これは当然。強いて言えばロバート・ハリスの影響。そう言えば、中・高時代の柔道部の監督にしても渋谷のバイトのマネージャーにしても、カッコいい大人はみんなで遊ぶのが大好きだった。


5. これはヘルマン・ヘッセの『デミアン』、さらにニコス・カザンザキスの『再び十字架に欠けられたキリスト』が出所。それが中・高時代の柔道部、さらに渋谷でのバイトを通して確証された、という感じ。デミアン少年はいじめっ子に脅されている主人公に向かって次のように言う。「きみは勇敢ではないかもしれない。恐れているものもあるかもしれない。でも、決して人間を恐れてはいけないよ。」クーデターを企てたカザンザキスの主人公は、自分のことを抹殺しようとする政府軍の将校に対して次のように言う。「わたしが恐れるのは神だけだ。人間のことは決して恐れない。」


6. 柔道部の監督がまさにこんな感じの人だった。さらに大江健三郎が好んで引用する詩人、イエーツが書いたUPSTANDING MAN(直立したひと)も思い起こされる。


7. これはニーチェの『ツァラトゥストラ』、ヘッセの『荒野の狼』、さらにクンデラの『笑いと忘却の書』が出所。あまりにもシリアスになりすぎると危険だよ。笑いによって重さを吹き飛ばすことを忘れると寛容を失ってしまうし、場合によっては原理主義にまで行き着いちゃうよ、ということ。


8. これは思いっきりニーチェ。ルサンチマン(怨恨、憎悪、嫉妬)にまみれて生きるなんてヤダ。


9. これは元柔道部員としては当然。