なんだか忙しくて、あまり更新ができませんでした。前のホストファミリーの家を出てから、どうもリズムが狂ってる。気楽は気楽だけど、もうちょっとちゃんとしないと。以下、近況報告。
今日はスピノザに関するセミナーに行ってきました。一学期中に一度はセミナーに出席して、報告書を書くというのが義務として課せられているので。セミナーは午後からだったので、午前中はサンラザールのスタバでスピノザに関する入門書(日本語)をざっと読み、だいたいの基礎知識を頭に入れておく。
セミナーは二時から、司会は僕の指導教授、聴講者は全部で10人くらい、ほとんどが博士課程の学生か研究者でした。発表者は二人、一人の持ち時間は一時間弱。
まずは発表の仕方について。日本の学会発表などでは、あらかじめ原稿とハンドアウトを用意しておいて、本番では原稿を棒読みするだけというやり方が一般的。しかしこちらでは、もちろん原稿は用意しておくのだが、それを棒読みするという仕方はしない。用意した原稿は家であらかじめ何回か読んでおいて、練習しておいて、本番ではできるだけ原稿を見ずに、自然な感じで発表を進めていく。
午前中に知識を仕入れておいたということもあって、一人目の発表は非常に分かりやすかった。問題は二人目。議論もあまりスムーズじゃないし、言っていることもあまりにも突飛だし、発表の後の質問時間、司会をしている僕の指導教授と意見が真っ向から対立して大議論になっていました。「君のその解釈に僕は完全に反対だ」みたいなことを教授もガンガン言ってたし。ただ、それでも感情的になることはなく、議論が終わった後は普通に会話していたというのはいかにもフランス的(日本だとなかなかこうはいかない)。フランス人の友達も言っていたけれど、フランスの場合、議論することはいいことだ、という考え方が根底にあるのだと思う。
'08/11/21(夜)