昨夜はフランス人の友達、ロロ君と夕食。ロロ君は古文書の修復師。研究者として京都で一年間暮らしていた経験があり、また完璧な英語も操るというなかなかのインテリ。昨日は19時半にカフェで待ち合わせをして、そのあと日本料理屋でお好み焼きを食べ、さらに夜のパリを案内してもらう。


野郎二人というのがなんとも色気のないところだけど、でも芸術橋(Pont de l’art)から真っ暗なセーヌ河を眺めたり、ライトアップされたパリの石畳のうえをぶらぶらと歩いたりしていると、「あぁ、ようやく俺もパリに来たんだな」という実感がじわじわとわいてくる。


『勝手にしやがれ』のなかでベルモンドが「パリは夜が美しい」というようなことを言っていた。実際、夜のパリはかなりきれいです。ロロ君いわく、「これはあくまでも観光客向け」とのことですが、それでもライトアップされたルーブル美術館やノートルダム大聖堂には一見の価値がある。


ただ同時に、パリには裏の顔があるのも事実。パリ市庁舎の裏のゲイ・ストリートは明らかに雰囲気が違うし、夜のシャトレ(Chatret)近辺はあまりにも物々しい。「夜中にここら辺を一人で歩いてはいけない」とロロ君にも念を押されたけど、何もせずに突っ立っているいかにも危なそうなヒトたち、目つきが異常に鋭い警官たちが何人もたむろしていて、間違っても迷い込みたくない地域でした。


まぁ、でも、フランスに来てはじめてリラックスできた夜だった。友達がひとりでもできると、気持ち的にずいぶん楽になるものですね。おもいっきり笑ったのも久しぶりの気がするよ。