ハリスさんの、旅には軽い読み物ももっていけ、というアドバイスに思いっきり影響されて、久しぶりに椎名誠の本を買う。BOOk OFFで一冊100円で『アドバード』と『哀愁の町に霧が降るのだ』と『長く素晴らしく憂鬱な一日』と『わしらは怪しい探検隊』の計4冊。
椎名誠には中学一年生の頃にはまりまくった。たまたま近くの市民図書館で『胃袋を買いに』という短編集を手に取ったのがきっかけで、その後当時発表されていた椎名誠の本をすべて読みつくし、さらには学校の友達を無理やり誘って椎名誠の講演会にまで行った。
野郎だけでつるんで居酒屋で酒を飲んだり遠くの島でキャンプしたり、そんなパワフルさに憧れたんだと思う。そのあと柔道部に入って5年間も柔道付けの日々を送ることになるので(中高一貫だったので)、そんなパワフルな世界はイヤってほど体験することになるわけだけれど。
いま、『わしらは怪しい探検隊 』を十数年ぶりに読み返していて、やっぱりこういうのなんかいいよな~、とものすごく思う。四十代のおっさんたちが何人も集まってみんなで酒のんで遊ぼうぜって言って遠くの島まで出かけて行っちゃうようなのって。
そういえば渋谷でバイトしてたとき、みんなで野球大会するからおまえも来い、ってマネージャーに半強制的に誘われて、よく知らないおっさんたちと車を連ねて台場のほうに行って、広場で野球してから全員で近くの銭湯に行ってフロに入って、そのあと場所を変えてバーベキュー大会をしたことがあった。あれもよく分からない集まりだったけど、最後はけっこう酔ってぐでんぐでんになって、なかなか面白かった。
柔道部の監督にしてもこのマネージャーにしても、僕がカッコいいと思う人ってだいたい腕っ節が強くて叩き上げで、もちろん仕事もカッチリやるけど、何よりも遊ぶのが大好きな人。そういう人たちと酒を飲みながら人生哲学みたいなのを聞くのが好きで、ただ最近はそんな機会もあんまりないよな~、とふと思ってしまうのが寂しい。
まあいいや。とにかく、メシをがつがつ食って、体をがしがし動かして行動していくのがいちばん性にあってる。頭だけ動かすというのは、どうもあまり合わないような気がする。