このブログをはじめてまだわずか数日ですが、いろいろな方からコメントをいただいています。本当にありがとうございます。コメントを読むたびに、「オレのいるところはそれほど悪くないのかもしれない」と思うことができ、非常に励まされています。これからもできるだけ毎日更新していくつもりですので、よろしくお願いします。


大学の後輩、フランス人の友達、家庭教師をしていたときの生徒と、妹と、妹の友達のイギリス人の女の子を連れて、ビリヤードに行ってきました。会話は基本的に英語、サポートとして日本語を使って、ときどきフランス語が混じるといった感じでした。初顔合わせの組み合わせが多かったので、最初は少しぎこちない様子もありましたが、それでもなかなか面白かったです。こないだはフランス人の友達にスペイン人の留学生を紹介してもらったし、やはり、友達経由で人脈を拡げていくのはとても面白いです。


ゼミナール 経営学入門 』(伊丹敬之・加護野忠男著, 日本経済新聞出版社, 3版, 2008年)という本を読んでいる。自分の専門とは異なる分野だけれど、非常に面白い。とくに、マネジメントの本質は「Doing things through others.」(他人を通して自分がしたいことを行うこと)である、という指摘(p.11)には、思わず「なるほど!」とひざを叩きました。


いま、第Ⅱ部の「組織のマネジメント」を読んでいます。ヒエラルキーが確立した組織の内部において、比較的単純なプロジェクトを実行していくというのであれば、厳格なトップによる統制だけで何とかうまくやっていけるのかもしれない。しかし、メンバーのそれぞれにクリエイティビティが求められるような事業においては、トップに求められる資質は統制ではなくて、協働の舵取りであろう。各人がもつクリエイティビティをいかにして開花させていくか、さらにその才能を全体としてどのように方向付けていくか。各メンバーがひとつのヴィジョンを共有し、しかも各々がそこに情熱を傾けられる、そのようなシステムをいかにして構築していくか。


レジス・ドブレという思想家がいる。彼が、『一般メディオロジー講義 』(NTT出版, 2001年)という本のなかで、次のようなことを言っている。ある問題に対して、誰かの関心を引きつけなければならない場合、もっとも有効なのは、そのひとを進行する物語のなかに「参加」させることである。まずは、所与の問題をひとつの物語として提示する。さらに、「この物語に参加することで、わたしは決定的に変われるんだ!」という実感をもたせる。それこそが、人の関心を引きつける最良の手段である。(p.169)


与えられた問題をひとつの物語として語ること。「その物語に参加すれば、物語の結末はわたしに依存することになる」、という感覚をもたせること。さらに、「その物語に参加することで、わたし自身も別の男女になることができるんだ」、という感情を抱かせること。できることならば、同じような体験をした具体的な人物を示したほうがいい。彼/女は、自然とその人物に自分を重ね合わせるだろうから。