それは私たちのこと
歩いているさきに大きな雨雲があるのに
雨雲に向かって
わざわざ歩いて行った
これは昨日の話
夫が今日のおおよそのコースを考えていて
そこに雨雲が
大丈夫大丈夫
のんきに歩いて行ったけれど
左に行くぞぉ
と
夫はすたこら歩いていく
左の道は
脇道に逸れているので
だんだん狭く細くなる
予定通り
雨が降ってきて
けっこう強めの雨で
雑木林の間の道なので
あまり濡れはしなかったけれど
雨雲の通り過ぎるのを
しばらく待って
小雨になったころ
鳥見神社のところに出た
雨は ほぼほぼ上がっていた
ここで雨宿りができるとよかったんだけれどね
と言いながらお参り
狛犬さんたちを
ぐるりと観察して
いつもの道を歩く
雨上がり
寒さも和らぎ
雨に濡れた上着も
気にすることなく
道端の木に咲く小さな花
白梅にしては
小ぶりすぎる
これは何の花?
ま
白い梅ということにしておこう
ぐるぐるっと歩いて
駅のそばの橋に出たら
夕日が不思議な光を放っていた
雲のある時の夕焼けも好きだ
駅舎がオレンジ色に染まっていた
細長い三角屋根はスナフキンのようで
その下の丸い屋根は乳首のようで
いつもここを通るたびに
この駅舎をデザインした意図を
知りたいものだ
きっとなにか物語がありそうだ
と
話している
夕映えの印旛日本医大駅でした