🌾 稲刈りから食卓へ ― 命をいただく循環
森の中を歩きながら、大きな木の根に触れた。
ただの木ではなく、地球に根を張る生命そのもの。
畑仲間と唱えたカタカムナの響きが、森の空気を震わせるように感じられた。
自然と人の境界がふっと曖昧になる瞬間。
稲刈りは、そんな響きから始まった。
雨の稲刈りとハザ掛け
やがて雨が降り出し、竹を取りに森へ向かった。
濡れた稲を手で束ね、ハザ掛けをする。
作業は大変だったけれど、不思議と心は静かだった。
「人の手で自然と向き合う」ことの尊さを、稲の香りが教えてくれる。
一粒一粒の米に、天地の恵みと人の営みが宿っている。
宇宙の学びと田んぼの循環
作業の合間に思い出したのは、最近読んだ「カタカムナが解き明かす宇宙の秘密」という宇宙や幸せの法則の本。
宇宙のリズムと田んぼのサイクル。
一見違うように思えても、どちらも「循環」を語っている。
理論と実践が、まるでひとつの円を描くようにつながっていく。
畑の恵みと保存の知恵
雨の中、仲間と摘んだ青じそ。
それはやがて梅干しの中へと入り、季節を超えて命をつなぐ。
昔から受け継がれてきた保存食の知恵は、今を生きる私たちへの贈り物。
みんなで囲む食卓
作業を終えて、みんなで並べたご飯。
おにぎり、味噌汁、焼き魚、煮物。
雨で作業が別日に跨いだけれど、仲間と囲む食卓は格別だった。
自宅に帰ってから作った和食たちもまた、米作りの余韻と「命をいただく感謝」に満ちていた。
命をいただく循環
稲刈りから始まり、森、田んぼ、畑、食卓、梅干しへと続いていく流れ。
そこには、自然と人が共に生きる姿がある。
目には見えないけれど確かに感じられる「幸せの法則」が、日常の一瞬に宿っている。






