平和は、守ろうとしなければ守れない。
終戦直後の日本が残した教えは、
いまを生きる私たち一人ひとりの手の中にある。

未来へつなぐのは、特別な誰かじゃなく、
私たち自身なのだ──。

 

 

📖『終戦直後の日本』(歴史ミステリー研究会 編)を読みながら、改めて感じたことがある。

戦争が終わった直後、日本はGHQの占領下に置かれた。
そこから教育や文化、精神の多くが大きく変えられていった。
教科書に載らない「本当の歴史」を知ることは、
未来をどう生きるかを考えるための大切な手がかりになる。

平和の尊さは、失って初めて気づくのでは遅い。
だからこそ今、学び直し、感じ直し、語り継ぐことが必要だと強く思う。

 

 

 

8/8の講演会。
沖縄出身のさとうみつろうさんが広島の地で「平和」について語られた。
その場で手渡された沖縄のお土産は、ほんの小さなやりとりだったけれど、
「想いを分かち合う」象徴のように感じられた。

 

 

そして会が終わったあと、すべての撤収を終えて静かに会場を後にするスタッフの背中を見送った。
その姿はまるで「役割を果たし、未来へとバトンを渡す」ようで、
平和もまた、こうして一人ひとりの手から手へと受け継がれていくものなのだと感じた。

 

 

見上げた瀬戸内の空に差し込む光は、「平和は当たり前ではない」と、静かに、けれど確かに語りかけていた──。

そして今の時代に必要なのは、奪われてきたものを取り戻すような、ほんものの学び。
それを手にして未来をつないでいくことこそが、
私たちに託された役割なのかもしれない──。