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「雑草は抜くもの」「畑に生えると邪魔」――そんな常識をくつがえすのが、この本の大きなテーマ。

著者・片野學は、長年の実践を通じて、雑草こそが土を癒し、食べものを本来の生命力で育ててくれる存在だと語る。

現代の農業は、化学肥料や農薬を多用し、効率を重視してきた。

その結果、土の中の微生物が減り、バランスの取れた栄養やミネラルが失われ、作物自体も弱くなっている。そんな傷んだ土を、本来の姿へと導く“自然の医者”として働いてくれるのが、実は雑草。

たとえば、硬く締まった地面には、根を深く張るタイプの雑草が生えやすい。

空気や水の通り道をつくり、土をほぐしてくれる。

逆に、ミネラルのバランスが崩れた場所には、それを補おうとする草が自然と現れる。

つまり、雑草はその土地の状態に応じて、“必要があって”生えてくる。

刈った雑草は、そのまま地面に敷くことで「草マルチ」になる。

乾燥や過湿を防ぎ、微生物がすみやすい環境をつくる。さらに、虫たちの住処にもなり、害虫と益虫のバランスが自然に取れていく。農薬がなくても虫害が減るのは、この循環のおかげ。

雑草の根が地中深くから引き上げたミネラルは、草が枯れることでまた土へと還る。

この自然な循環の中に、作物が育つ環境が整っていく。

わざわざ人間が手を加えなくても、自然はちゃんと“答え”を用意している。

大切なのは、雑草を敵と見なすのではなく、観察し、感謝しながら共にあること。

自然と対話し、草たちの声を聴く姿勢こそが、命ある食べものを育てる第一歩だ。

 

これが草まみれの畑。

でも掘り返すとミミズがたくさんいたんです😊
…ということは、土自体は良い質なんだな👍

 

梅の収穫は、周りが草だらけ。

動線部分しか草刈りはしていない。

 

枝を丁寧に落とし切れていないから、全体的に小ぶりではあったけど、量は去年の1.5倍。

 

新たな開拓場所には大豆を植えることに…

 

時期は少し遅いかもしれないけど、無事に育ちますように…

 

実は1週間前はこの日は雨の予報だったけど、畑仲間3人で行ったときには、晴れていた🌞
きっと天気も味方してくれたんだな…

 

ミミズもこの土地に大豆が育ってくれるように応援してくれるかな…