腰がかなり痛い患者さんがやってきました。
腰がいつからどの様に痛くなったかと今までの経緯を事細かに2時間ほどかけてお話してくださいました。
その時に感じたのは、怒りのような波動です。
事の顛末を淡々と語るのではなく、何で私がこんな目に合わないといけないのかという感じの波動ですね。
小さい頃から母親との折り合いが悪く、本人曰くかなりの冷遇を受けたとのことです。
妹がいるのですが、妹には母親は優しかったとのことなのです。
しかしいろいろと聞いてみると、厳しく育てられたお陰で、いろいろと社会で通用するような教養や技術を身に付けて、実際に仕事に活かしておられるのです。
一方で、妹さんは厳しく育てられなかった為に、社会で通用するような事は身に付いていないみたいです。
良かった部分もあるのですが、本人は怒りの感情に支配されていて、感謝する部分があることには全く気付いていないのです。
妹さんからは、お姉ちゃんは結婚して自由に出来て良かったやんと言われて、これまた怒り心頭です。
「妹は私の気持ちを全く理解していない。」とのことです。
まぁ怒りたい気持ちは分かるのですが、「それでは何か対応されたんですか?」と尋ねても、何もしていない様子です。
「妹さんに自分の気持ちを言ったら良かったのでは?」と言っても、「妹はそんな事を聞いてくれない。」とか、
「結婚を機に母親から何で離れなかったの?」と尋ねても、「子供が生まれた時に里帰りするのが当たり前だと、周りが戻ってくるように言ってきた。」と仰っています。
腰の調子を病院でみてもらっても特にどうもありませんとのことですので、あきらかに溜まりに溜まったうっぷんが原因なのです。
その為、「溜まっているうっぷんを吐き出さないと、腰の調子は良くならないみたいですよ。」
とお伝えしました。
それに対して、本人は、「そんなことで良くなるのですか?私は何をしたら良いですか?」など、感情解放の為の提案をしているのですが、聞く耳を持ちません。
「結局私は何をしたらいいですか?」と尋ねて来られるので、「病院で調べて問題がないということであれば、長年の感情の解放をしたほうが良いですね。」と言って、感情解放に関する様々な方法を提案して、実際にやってもらったりして、その場で改善したことを実感してもらったのです。
そして、家に帰ったら暫くはマシなのですが、やはり、納得出来ていない為、文句が多くなって、「今こんな状態です。何をしたら良いですか?」と聞いてきます。
やれば良い事は既に伝えているので、「この前やってもらった事を引き続き実践されて下さい。」と伝えております。
しかし、文句ばかりで、全体的にみて以前より調子良くなっているみたいですが、全く気付いておりません。
そして、感謝はないですね。
当然、文句が多い身体になるのです。