僕には師匠が3人いるのですが、そのお一人とお話する機会がありまして、その時の内容をまとめてみます。
どんな師匠かを簡単に紹介しますと、芸能関係の方で、その道ではかなり有名な方です。
子供の頃から上と繋がっておられ、よく上の方とお話をされています。
いつもおおらかで気品があり、皆から慕われている人生の大先輩です。
一緒に神社参拝に行くことになった道中でのお話です。
師匠
「時代が大きく変わったね。今は頑張ってはいけない時代になったみたいやねん。」
僕
「やはりそうなんですね。頑張る時代は終わったんですね。」
師匠
「そうそう。お稽古事をしている時に昔は上からよう言われたんや。力を抜いてみなさい。そうすれば、あなたのやっていることが世界に優しく響き渡るよ。」
僕
「力を入れると駄目なんですね。」
師匠
「力を入れると抵抗を生むんよね。でもこれがなかなか難しい。」
僕
「頑張れば頑張るほど、力が入りますからね。」
師匠
「そうなんです。頑張ってはいけないんです。頑張るから苦しくなるんです。頑張っている現実を強烈に味わうことになるんです。今からは大変な事が起こったとしても、抵抗してはいけません。一歩引いて、後ろから物事を見るようにしなさい。そうすれば、全ての出来事を自分でこしらえている事が分かります。」
僕
「そこまでの理解はなかなか難しいですね。分かるとできるは違いますからね。」
師匠
「そうやね。でも訓練すると出来るようになるよ。戦争もお前がつくっているんやでと上から言われた事があるんやわ。その時は何でやねんと思ったけれども、一歩引いて見た時に、世界は自分の思考で出来ているというのが分かってくる。」
僕
「そこまでの域にはなかなかたどり着けないですね。」
師匠
「もしとんでもない事が起きても、その事に巻き込まれる人と巻き込まれない人に分かれてきます。それは、どんな状態でも一歩引いて映画のようにその状態を眺めながら、常に喜びの位置に自分を置くことです。」
僕
「常に喜びの位置に自分を置くことは大事ですね!やはり、何か起きそうですか?」
師匠
「何が起こるかは分からんけど、上は何か起こると言うてます。今は、まだ大丈夫なので、その間に喜びに自分を置く練習をしておいたほうが良いと思います。」
僕
「そうですか!ありがとうございます。」
まだまだ様々な事をお話頂いて、濃い内容でした。
このお話が誰かのお役に立ちますように🙏