時間が経ってしまいましたが、前記事で書いたご夫婦の後日談です。

わたしはやっぱり奥様には元気でいて欲しくて、たまたま「自分で出来る免疫の上げ方」という記事をみつけたので、コピーして届けに数日後訪問しました。

いつも、お二人で歓待してくださるのがうれしいです。

でも、歓談しながら体の状態の話になったとき、少し前から聞いてはいたことですが、忘れることが多くなったため病院で認知の検査をしたそう…。
わたしはこの状態になったのは何度も何度も抗がん剤投を受けたせいもあるのでは?と思いました。

奥様は、抗がん剤はしばらく休ませてもらうことにしたそうで、がんとの兼ね合いもあるけれど、わたしは少しホッとしました。

奥様にはこれからは笑って過ごしてほしいと願って、元気なときは趣味の多い人でしたから「今、何をしたら楽しいと思いますか?」と問いかけました。

答えは、「人に会いたい!」でした。

それを聞いて わたしの頭にピコン💡。

わたしの家の近くにある小規模介護施設で、70歳から80歳代の方の集まる会があることを、少し前に親戚から聞いていたからでした。

参加するという気持ちを確かめて、親戚、施設に連絡を取り手配出来ました。

そして、初参加の日、わたしも馴染むまではご一緒のつもりで行きました。

会は2部構成。ふまねっと体操とお茶会で、奥様は「病気で震災後7年も引きこもっていたの」と、隣の人に話せるくらい打ち解けた様子で周りも嬉しくなるような満面の笑顔でした。

良かった〜!と思っていたら、人の気持ちは難しいものですね。

「とっても楽しかったよ〜!」と言いながら、次回を「迷惑かけるから」と暗い声で断りの電話。

会いに行って「迷惑だなんて思ってないですよ!」と言っても結果は同じ。

笑って楽しく過ごす時間になればと動いたことでしたが、Yさんの今の状態には負担だったかもしれません。

もう、わたしにできることは、奥様の幸せを祈ることや、ときどき話をしに行くことくらいでしょうか?出来る範囲で…。

 

マタイ18:3,4,5
あなた方に真実に言いますが、身を転じて幼子のようにならなければ、あなた方は決して天の王国に入れません。それゆえ、だれでもこの幼子のように謙遜になる者が、天の王国において最も偉大な者なのです。そして、だれでも、わたしの名によってこのような幼子一人を迎える者は、わたしをも迎えるのです。


いろいろな意味でこの聖句が浮かびます。

奥様には自分を生きてほしいな。
そして、わたしはそうしようと思います。