まだパート5だというのにあまり話すことがないです。

なので、昨日映画館に行った話をしたいと思います。

今回は農学部関係ないです。

 

先日、久しぶりに映画館に行きました。

映画館に入るだけでワクワクできますから、私は幸せ者ですね。

時間ギリギリに到着したものですから、一直線にシアターの中へ向かいました。

 

その日見たのは、『岸部露伴ルーヴルへ行く』と『インディー・ジョーンズと運命のダイアル』です。

 

『岸部露伴ルーヴルへ行く』という作品は、荒木飛呂彦さんの漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクター岸部露伴を主人公とするスピンオフ漫画を映画化したものです。

 

私はジョジョの原作はようやく3部までアニメを見たので、岸部露伴の登場はまだまだです。

しかし、映画版は新規の人でも楽しめます。

 

軽くあらすじを紹介します。

漫画家、岸部露伴がまだ駆け出し漫画家であったころ、彼は同じ下宿の菜々瀬というミステリアスで美しい女性と仲良くなります。彼女に絵を見せたりと親交を深める中、露伴は彼女に「この世で最も黒く、邪悪な絵」の存在を教えられます。

それきり、彼女は姿を消し、露伴自身も彼女のことを忘れていましたが、あるとき彼女を夢に見て、とある出来事からその「絵」がフランス、パリのルーヴル美術館に保存されていることを知ります。

そして、編集者の泉京香と共にルーヴルへと旅立ちます。

 

以下はネタバレを含みます。

 

まず、真っ先にこの作品は構図やカメラワークにとてもこだわられています。

ドラマ版の時から思っていましたが、予算が少ない(おそらく)中、いかに視聴者にわかりやすく、臨場感あふれる演出が届けられるか細部まで気にかけていると思います。

 

例えば、露伴が絵のほうを見るクライマックスのシーン。

あのシーンはおそらく暗い部屋にただ黒い絵があるだけのシーンでしたが、あの静けさが逆に恐ろしく、非常に見ごたえのあるシーンとなっていました。

 

ストーリーに関しては、パリに行くまで多少長く感じましたが、だれることの多い回想シーンを上手に描いており、より本編の時間軸にのめりこめるようになりました。

 

あと、相変わらず高橋一生さんの露伴は露伴そのものでしたね。実際に漫画の露伴とは異なる部分も多くありますが、我々が想像する、三次元露伴を上手に表現していると思います。

あと菜々瀬役の木村文乃さんも非常に美しく、ミステリアスな演技をなさっていて、非常に魅力的なキャラクターでした。

 

ただ、一部気になる点もあります。

それはクライマックスのシーンで露伴が幽霊(?)に襲われるシーン。

緊迫した雰囲気だったのにも関わらず、何だか急に文化祭の出し物のような幽霊が出てきました。

正直予算が少ないことは薄々感じてはいました。ルーヴルに行ったのにも関わらず、その美しいきらびやかな映像が少なかったり、ずっと暗い画面が続いたりと。

しかし、あの幽霊はチープと言わざるを得ません。

きらびやかなルーヴル美術館の映像がないのも、暗い画面が続くのも、今回の「黒い絵」を探すというコンセプトによるものと説明されれば腑に落ちます。

しかし、あの幽霊はちょっと。。。

しかもそれを静止している菜々瀬も幽霊におんぶしてるとしか思えませんでした。

 

上映後パンフレットも購入しました。表紙が真っ黒でこだわりを感じますね。

 

いくつか気になる点をあげましたが、映像のチープさ(一部)に目をつぶり、二時間ドラマとしてみれば非常に上質なドラマということができるでしょう。

是非、劇場で、そうでなければテレビで放送される際にぜひ見てください。

 

インディージョーンズの感想も話そうと思っていましたが、文字数がかなり増えてしまったので、今度にします。

今日はこんなところで失礼します。

 

(追伸)推敲していたところルーブルではなくルーヴルであることに気が付きました。

    細かいところですけど大切なところですな