親。


親は選べませんよね




私の母親は認知症です。
身体はすこぶる健康そして健脚。
ありがたい事ではあるのですが
数ヶ月前は、毎日、誰かを探してうちを1人で飛び出しては迷子となり
どこかしらで保護されていました。

今は毎日デイサービスにお世話になっていて、どこかで迷子になっているかもという心配はなくなりました。

デイサービスのお休みの時だけ娘である私と姉の二人でかわりばんこに母親の相手をしています。




母親御歳85歳。
私御歳52歳。

私が、母親が毒親であったと気がついたのが4年前の事でした。
それまで自分に魔法をかけていたみたい。
私のお母さんは世界一最高のお母さんって。
幼い頃の私がかけた魔法。
ホント長い間その魔法にかかってました。

私の4人の子供達が不安定になったことがきっかけで気付く事が出来たんです。
気付いた時は衝撃でした。
打撃でした。
認め難い事でしたが、思い当たる節は山のようにありました。

母親への怒りや憎しみの炎が燃え盛り

そこから私は母親に会いに行かなくなりました。
通える距離だったから毎日でも顔を見に行きたい人だったのに。

この、物理的な距離をおいた後
私は私なりに毒親や自分の愛着障害のことを学び、自分のことや母親のことを理解しようと努力したと思います。
時間はそれなりにかかりましたが、
誰も悪くないんだという結論に辿り着きました。
それは同時にそんな自分の親を受け入れるということに繋がりました。


私の母親に対する怒りや憎しみの感情が収まりつつあったので
認知症の母親と2人で過ごす時間は嫌ではなくなりました。

でもやはりストレスがかかるんです。


「このままカオル(私の名前)と暮らしたいな。あんたの事大好きなのよ。」
と、母が言えば
それは従順な私が都合がいいからでしょ、
私の事を愛しているわけではないんでしょ。

なんて言いたくなる私がいる。


母親は、午後3時位から疲れが出てくるのか、怒りっぽくなるのと過干渉っぽくなるのが同時に来ます。

「これはダメよ!」
「こんなことしちゃダメよ!」
「こうしなさい!ああしなさい!」

母の口から出る、こんなセリフを聞くと
こんなセリフを幼い私にもシャワーのように浴びせて
私を傷つけてきたんでしょ!

と、反発したくなる私がいる。


そう言いたくなる自分がいるってことを
ただ受け止めて。
そうだよね、そりゃそう思うよねって
もう一人の私がなだめて。




夕方まで母の相手をして
同居してくれている姉に母をお願いしてから帰る帰り道。
どーーーっと疲れています。


毒親であっても親は親。
親は選べない。
そしてそんな親を受け入れると決めた私。

だからこれでよいのだけど…
私、ホントよく頑張ってるから
「自分にご褒美!」


母の住む街の駅と私の住む駅までは電車を1回乗り換えるのですが
そこに3coinという300円ショップがあるんです。

母の相手をした日は必ずそこでピアスを買うことにしています。

キラキラしているものが大好きな私。
毎回買っていたらどんどんピアスが増えていくなあ!

でも頑張ったから
それでいいよね!


付き合う人は選べます。
表現悪いけど
自分に害を及ぼす人は
斬ったっていいんです。

でも。
親は違う。そして子供も。
血の繋がりは絶てない。
絶ったとしても
何かしら形を変えて追っかけてくる。
それだけ血の繋がりには意味があり、何かしらの課題があるんです。

取り組むと決めたからには
取り組みますが…。
取り組んでいる自分には優しくしてあげたいものです。


幸せなママがいっぱいの世界を見たい!子育て・妊娠・出産アドバイザーただのかおるです!

インスタ始めました

https://www.instagram.com/p/Cdv_yGdPkHB/?igshid=YmMyMTA2M2Y=


音声配信もしています!