お久しぶりです。
見てくださっている方いるみたいでありがとうございます。
今回は今更One Last Kissの考察です。

本当は曲が出た直後には書いてたんだけど、Twitterにしか出してませんでした。
最近新曲が出たりライブツアーが発表されたりと何かと話題なので引っ張り出してきました。
曲も心地良すぎて今もたまに聞いたり歌ったりしてます。
エヴァはあまり興味がなくて見ていないので歌詞の考察はエヴァを見ている人とは全然違うかも。きっとストーリーに準えてるはずだし。

ではいってみましょう。

最初のルーブル、モナリザはそのままの感じかな。どんなに美しいものより大切な人に出会ってる的な。
でもその後の

〜止められない喪失の予感〜

っていうのが大変。超ヒカル
出会った時に終わりを考えてる。
他の曲のインタビューでの「究極の愛は死をもって完結する」っていう発言
桜流しの「全ての終わりには愛がある」や何度も繰り返す「Everybody finds love In the end」
っていうのから愛の最終地点は死。
止められない喪失っていうのが死なんだと推測できる。恋人でも家族でもそう考えてるっぽいけど、今回のは夫婦なんかな。燃えるようなキスをしようって言ってるし、この世の終わりでも年をとっても忘れられないような一生を添い遂げる人との詩みたいだもんね。

2番も最初は結構そのままの解釈なんだけど最後の

〜誰かを求めることは〜
〜即ち傷つくことだった〜

とかまためっちゃヒカル。
傷つくことは出会った時に既にわかっていたはず。それでも一緒になった。

〜もうわかっているよ〜
この一文に一生その忘れられない人との記憶と共に生きていくことを暗示しているというか、半ば忘れることはできないから諦めたっていう感情を感じた。

最後の印象的な一節。

〜吹いていった風の後を〜
〜追いかけた 眩しい午後〜

これはただ爽やかに懐かしむ感じを歌ってるだけなのかもしれない。
でも吹いて行った風っていうのが多分相手を例えたもので、追いかけても完全には追いつけない、どんなに好きな恋人でも家族でも人との距離は0にはなれないことを分かった上で歌詞を書いてきた宇多田ヒカルっぽいなと。それを爽やかに例えてる感じがした。

私的にOne Last Kissは死んだ人を懐かしむ曲。