ドーモ、皆=サン。俺だ!
 
このコインのデザインについてちょろっと書こうと思う。
この右側に描かれているヴィクトリー&トロフィー、以前教えてもらったが、ヘレニズム時代に流行したデザインらしい。

 

 

本で見つけたのだが、このトロフィーとは、もしかするとトロパイオン(tropaion、τρόπαιον、ラテン語ではtropaeum)かもしれぬ。

 

Tropaionについて

 

トロパイオンは上の通り、英語のトロフィーの語源らしい。(現代のトロフィーと似ても似つかない形だが、それはさて置き。)
wikiでは古代ギリシャ人(後にローマ人も)が勝利を記念して建てた記念碑とのこと。記念碑と聞くと立派な建造物を思い浮かべるが、それだけではく、側枝のある木や木の組枠に、倒した敵の鎧をかけたものをさしたそうだ。

 
鎧だけでなく、兜や盾も掛けられる場合もあるようで、このコインのデザインは、まさに鎧兜や盾(槍も?)を掛けたトロパイオンに見える。
 
第二次ポエニ戦争中に、勝利を願うローマ人の思いが込められている…と思ってしまうのは私の思い込みだろうか。
古代貨に描かれたモチーフがわかるのは、結構おもしろいものだね!

以上、どーでも良い事でした。サヨナラ!