ドーモ、皆=サン。タダノコレクターです。
 
「アンティークコインは少なくなることはあっても、増えることはない。」
と言われている。
 
確かに、そうかもしれぬ。しかし、その言葉をうのみにしてはならない。
たまにだが、新たに "発見される" コインはあるのだ。
 
例えばこのニュース。
 
・CNNより、2019年9月のニュース

https://www.cnn.co.jp/fringe/35125326.html
イタリアで閉鎖された劇場の地下からローマ帝国の金貨がなんと数百枚もみつかったそうだ。
 
このように、遺跡などから古代コインが発見されることはごくまれにある。
 
 
また、古代コインではないアンティークコインでも、
・AFPBBより、2018年6月のニュース

http://www.afpbb.com/articles/-/3177993
空き家で1870年のベルギー金貨600枚を発見。ワッザ!?
 
・同じくAFPBBより、2017年4月のニュース

http://www.afpbb.com/articles/-/3126057
ピアノの鍵盤の下にソブリン、1/2ソブリン金貨が913枚。
 
上の古代ローマカラテ、もとい。古代ローマのコインの価値はちょとわからない。
だが下の二つ、ベルギーとイギリスのコインはおそらく準地金コインだろうから、
コイン市場に与える影響はそう大きくはないだろう。(俺は詳しいんだ!)
 
が、ダンツィヒの25グルデンの様な例もある。
なので少ないと思われていたコインが突然発見されて相場が荒れた、ということもあるのだ。アバーッ!?
 
 
「アンティークコインは少なくなることはあっても、増えることはない。」
 
確かにそうかもしれない。
しかし、それらコインの現存数は神様でもない限り誰にもわからない。
なので、絶対数自体は変わらなくても、新たに発見され、

"市場に出回る数が増える" ということが稀に起きる。
 
そう、これはあからさまに欺瞞なのだ!
ボッタクリ業者のセミナーめいた研修や、甘い言葉によって騙されてはいけない。イイネ?
 
そうそう、コインを隠しておくのにピアノの鍵盤の下を選ぶのはどうかと思う。
なぜならピアノを引くたびにコインを傷つける危険がある。実際危険!
 
ただし、もしあなたが大切なものですら傷つけることしかできない方であれば、それは最適な隠し場所といえる。
…なんか今の一節、気取り屋めいた歌の歌詞になりそうだ。ピアノだけに!
 
そこはかとなくオチがついたところで、今回はこの辺で。
オタッシャデー!