ドーモ、皆=サン。
タダノコレクターです。
 
今回も図書館で借りてみたコイン本、第二弾ッ!

 

コインの考古学
 著者:アンドリュー・バーネット

 

コインの考古学

 

さてこの本はタイトルの通り、考古学の研究対象としてコインにスポットライトをあてている。
研究資料としてのコインのメリットや、コインに込められたメッセージを解説。
そして説明に多くのページを割いているのは、
コインが作られた場所と時代をどのように探り当てるのかという考古学的手法についてだ。
 
もっとも、正しい答えが必ずしも得られるというわけてはなく、
間違った考察や結論に陥るリスクも素直に解説している。
 
"考古学"という本のタイトルにある通り、対象は主にローマなどの古代のコイン。
大英博物館が発信(著者は大英博物館の研究員)した本であるため、
古代コイン以外では、その比較や事例としてイギリスのコインが多く登場する。
 
本書は『様々なコインについての知識を得たい』という人のためではなく、
コインの考古学的価値や、コイン研究のアプローチ方法を知るための本である。
 
ってマジメにレビューしたところで、今回はこの辺で。
サヨナラ!