ドーモ、皆=サン。
タダノコレクターです。
今回のアンティークコインは、ドイツの都市景観コイン。
都市景観と言えば、真っ先に大型銀貨を思い浮かべると思う。
だが、すまんな、本当にすまん。これは大型でも銀貨でもないんだ。
自由都市フランクフルト、1796年のダカット金貨です。
表はフランクフルトの街並み。
裏は、説明文と年号。
web翻訳をかけてみましたが、
「教会やフランクフルト市の船」とか何とか。
※間違ってたらスマン!
何回か変換して"ハンバーガー"が訳に出たが、
さすがに16世紀のドイツに、アメリカンのソウルフードが「俺だ!」していないと思うのだ。
さてこのコイン、この時代のコインに詳しい方ならご存知かと思うが小さい。
一円玉よりわずかに小さく、そして薄い!
比べるとこんな感じ。
ただし、小さいから安いというワケではない。
この金貨に限らず、この頃の都市景観ダカットは少めで、結構なお値段。
(小さい金貨でこれだから、中~大型のはお察しの通り!アバーッ!)
二度の大戦によって現存数が少なくなったのだろうか。
いや、単にコレクターが手放さないだけでは?タダノコレクターは訝しんだ。
因みに鑑定数は以下の通り。(2019年8月24日時点)
NGC
AU53: 1枚
AU55: 0枚
AU58: 5枚
MS60: 1枚
MS61:11枚
MS62: 4枚
MS63: 6枚
PCGS
AU53: 0枚
AU55: 1枚
AU58: 0枚
MS60: 1枚
MS61: 1枚
MS62: 4枚
それにしても、コインに景観を刻むのは素敵なアイディアですね!
我らが町のコインとして愛着をもって使ってもらえるだろうし、デザインとしても良い。
『おぉ、当時はこんな景観だったのか!』という参考資料になるかもしれない。
都市景観コインの奥ゆかしさとバリエーションをもっと説きたいが、
知識も保有コインもないので、今回はこの辺で。
オタッシャデー!