プロレスラーだったザ・デストロイヤーさんが亡くなられた。享年88。

 

デストロイヤーさんだけど、そのファイトスタイルについては、必殺の足4の字固めが何と言っても印象深い。

それ以上に、米国のプロレス界、ひいてはスポーツ界のあり方に早くから警鐘を鳴らしていたことも覚えている。

プロレスラーで、若くして命を落とす人が相次いだとき、薬物(ステロイド等を含む)の問題を指摘しておられた。そして、こう結んでいた。「こうした問題のない日本は好きだ。少なくとも日本のスポーツ界は汚されていない。日本が米国のようにならないことを祈るばかりだ」(一字一句正確ではないが、30年強前の東京スポーツの記事)

 

デストロイヤーさんの現役時代の写真を見ても、ステロイドに頼った肉体でないことはわかる。そうした問題意識があったことも、88歳まで生きられた理由の一つではないか、と思う。

 

ステロイドの弊害については次の記事も参照: http://news.livedoor.com/article/detail/15780973/

 

特に米国のスポーツ界でのステロイドの蔓延は、過剰に強さを求める米国社会の負の側面が出ていると思う。

 

ステロイドの乱用。これはそのまま steroid abuse。

例文: Steroid abuse is a serious problem in sports. (ステロイドの乱用はスポーツ界で深刻な問題になっている)