昨日、今日と都内で終日通訳業務。
ジレンマというのは、通訳現場で、議論の内容の理解度が一番低いのが通訳者、という場合が多いこと。今回もそれに近かった。
昨日のブログで紹介した勘違いの原因もここにある。
そういう事情から、通訳現場には、内容をフォローアップできる人が同席することが多い。
通訳業務に臨む前には、クライアントから頂いた資料に目を通すことはもちろん、それに関連するウェブサイト等を自分でチェックし、必要な内容や用語を理解する。
それでも、通訳現場では、どんなに気を付けていても、勘違いがあったり、細かいところを落としたりすることはある。こちらが内容を実際には完全に把握しきれていなかったり、また、特に終日の業務の場合、集中力が切れたりすることが理由(1人で対応する場合。今回もそう)。
集中力が途切れるのは、こちらも生身の人間なので、止むを得ないところはあるが(終日の通訳業務の場合、逐次通訳でも本来は2人体制)、先述のようなミスをしてしまった場合、それが本当に避けようのないミスだったのか、検証し、次につなげる。その改善の繰り返ししかない。
これは、通訳業務に限らず、どんな仕事でも同じことだけど。