6月初め、夏休みに入って直ぐに海外へと行っていた子供たちが、明日50日ぶりに帰って来る。というので蒸し暑い中、大汗をかきながら大掃除を始めた。スタッフたちも思い思いにアチコチを掃除し、磨き上げている。一気に家族が増えるので大量の生鮮食料品を含め、買い物にも行きたいのだが、町がどんなふうになっているのかTVを見ないから状況がつかめない。
パキスタンにおける刑法144は「特定の地域内で4人以上の集会を禁止する」というもので、基本的には治安維持ということになるのだろうか。だが、この半端ない暑さの中で、政府の規制にもかかわらず各野党は政治犯の釈放や物価高騰などへの抗議の声を上げ、大規模な抗議行動をしている。某政党々首の言う「座り込みは本意ではないが、我々は個人的な利益のために行動しているのではない。2億5000万パキスタン人のために諸物価高騰などと闘っている」など等の、主張には応援したい。だが、またまたたくさんの逮捕者が出るに違いない。
そもそも正義党を政党として認めないとか、政治活動・集会を認めないという判決などがオカシイ。何時の場合も現行政府の言いなりになって判決を出す裁判所の存在もオカシイ。パキスタンには民主主義が無いと言われる所以だし、この20数年で年々悪くなって行くパキスタンの現状に憂いが深くなるばかりだ。オバハンは自身をパキスタン人の生まれ変わりだと想うほど、パキスタンを愛していた。が、ここに来て、パキスタンには本当に明るい未来がないと想うようになった・・・