昨日、きょうはシーア派の宗教行事「アシュラー」で首都圏のみならず、全国的に厳戒態勢。首都圏だけで出動の警官は約7000人とか。官公庁・大使館など等も当然、休館。ラワルピンディからイスラマバードへの交通機関は全面ストップの様相を呈し、首都の国立病院なども緊急に運ばれて来るけが人などに対応するためと称して、一般の患者を受け入れない厳戒態勢だという。当然、朝から携帯電話のサービスは停止、ネット通信にも障害アリアリ。例年、このアシュラーでは反シーア派による嫌がらせというか、爆発事件が相次ぐし、政府としても神経を尖らせざるを得ないわな。既に中東のオマーンなどではシーア派モスクが襲撃され、何人もが死亡している。
パキスタン全土におけるシーア派の人口は10~15%くらいらしいが、GB州ギルギット・バルティスターン州(旧北方地域)ではシーア派人口の方がスンニー派人口を上回る。
7世紀に殺害された預言者ムハンマッドの孫フセイン、その殉教にまつわる行事とは言え「あらゆる残虐な行為に直面してもシーア派教徒として揺るぎない姿勢を保つよう。フセインのように耐えねばならない」とする、自分の身体を鎖で鞭打ち、刃物などで傷つける恨みのこもった行事には、矢張り共感が持てないな。ザルダリ大統領がアシュラーへの行事参加者に「熱いメッセージ」を送っている、よくよく考えたら・・ザルダリはシーア派教徒だったわ。偏見だとは想うが・・オバハンには、このアシュラー行事ゆえに、シーア派教徒が過激、危険に想えてしょうがないのだが。
5分間だけの通り雨・・思いっきり蒸し暑くなった。「5分だけなら通るな!!」って言いたい。降るなら降るでせめて2~3時間は降って欲しいものだ。もしかしたら今夏は雨無しの年になるのかな。