日本も人口危機に面している、東京都の合計特殊出生率は0.99。日本全体では1.20で2024年はさらに減少し、出生数は70万人を割ると見られていると。数日前、自民党の総務会長だった笹川ナンタラ元衆議院議員が「子供の少ない人は、みんな胸に手を当てて反省して下さい、男がしっかりすれば必ず女性は子供をこしらえてくれる」って仰ったそうだ。子供が欲しくても出来ない人もあることを考慮しない残酷さだな。が、笹川ナンタラのスピーチは一面、正しいとも思える面を含んでいる。男がシッカリ稼いで来て、遥か遠い将来まで家庭の運営に何ら憂いがないと想えれば、子供を持とうという女性が増える可能性は無きにしもあらずだ。そうした安定した将来像が見えない日本という国を造ってしまったセンセ方にも問題はあって「反省せよ」という言葉は行き過ぎもいいところだ。そして、韓国は日本以上の人口危機に面している、韓国の出生率は0.78、賢い人ほど産まないとまで言われているそうだ。将来を見通す眼があれば諸々、自分の生活設計から考え見えることがあるだろう。
対してパキスタンの人口は2億5000万人になろうとしている。パキスタンの出生率は3.6で、人口増加を抑制できなかった政策を精査することが急務だと騒ぎだした。パキスタンでも富裕な上位20%の人口では出生率が2.8(2.3%?)だというが、貧困層では5歳~16歳までの2280万人もの子供が学校へ通わず、何らかの労働に携わっているという。貧困と不平等が児童労働を加速させている・・というか、大昔の日本でもあった子供は労働力という考えから、貧しければ貧しいほど子供の数が多いということもあるらしい。貧困層への社会保障の拡大、成人の雇用(失業率)医療と教育の提供、どれをとっても今のパキスタンには不可能だな。おまけに失業率・・統計上では1日のうち4時間でも働けば失業とみなされないという中での7~8%の失業率は大きい。人口増加に伴い教育ビジネスは盛んだ、日本以上に同調圧力ばかりが強化される教育、オバハンから見ればレベルの低い学校ばかりが増えている。にもかかわらず働く場所は増えない。パキスタンの人口は2050年には3億6600万人になるって国連予測の中で、一部が「人口危機」だと騒いでも何ともなるまい。