おはようございます。ユウです。
今日はB'zファンにとっては
少し片腹痛い話題について
書こうと思います。
それは、昔から
やたらとB'zについて回る
いわゆる「パクリ疑惑」についてです。
もうね、わたし
「パクリ」という言葉自体が
あまり好きではないのですが
曲について
色々と私見を書くにあたって
これは避けて通れない問題なので
早い段階で書いてしまおうかなと。
B'zの曲は、こと洋楽ファンに
「○○の曲そのままじゃん!」と
揶揄されることが多いです。
次から次へと曲名を挙げつらって
パクリ=盗用と言われると
ファンとしては傷つくものです。
まぁ、そういう人は
元から悪意を持って言ってるので
原曲を知ってても
「そうか?
それはこじつけじゃないか?」と
思うものもありますが。
でも、これは確かに事実なんですよね。
一番有名なのは
「憂いのGYPSY」でしょうね。
↑収録アルバムはこちら
この曲がAerosmithの
「WHAT IT TAKES」と激似だと。
↑ハードロック好きならエアロはマストです
そうなんです。
笑っちゃうぐらい激似。
まぁここまで露骨に
酷似している曲ばかりでもないのですが
ギターのリフが似てるとか
全体的なサウンドが似てるとか
そういうのは結構たくさんあります。
「The 7th Blues」の
「farewell song」を聞いて
Beatlesの「ヘイ・ジュード」と
似てないって言う人はいないでしょうし
「ELEVEN」の「煌めく人」は
どう考えてもレイジっぽい。
このように、海外の楽曲を
参考にしていることは
松本さんもあっさり認めているんですよね。
(そりゃそうだ)
ミュージシャンには著作権があるので
酷似した楽曲を作ることで
原曲のミュージシャンが不快に思えば
それは著作権侵害ということになります。
でも、それは原曲のミュージシャンと
酷似した曲を作ったミュージシャン間の
問題であり
外野がつべこべ言う必要はないと
わたしは思ってます。
いくら外野がヤジを飛ばしても
原曲を作った側が気にしてないなら
何も問題ない、ということです。
そもそも、もはや音楽で
誰の影響も受けず、完全オリジナルで
斬新かつ多くの人に受け入れられる作品を
作ることなんかほぼ不可能です。
特にロックの世界では
出尽くした感があるんですよね。
人がかっこいいと思うフレーズは
ある程度パターンが
決まってますからね。
Beatlesに似てる曲なんて
世の中にゴマンとありますよね。
ポップスでも
ドリカムの曲が
EWAFの曲にそっくりだったり。
中村正人さんもそれを認めてるし
ご本人と対談して
「好きすぎてパクっちゃいました」って
言ってるのを見たことがありますw
音楽は、それ単体で存在するものではなく
脈々と受け継がれて変化を遂げてきたもの。
Beatlesに熱狂した人が
Beatlesの影響を一切受けずに
曲を作れるでしょうか?
無理ですよね。
これは憶測なんですが
松本さんは参考にしている曲を
わざとわかりやすいように
しているのではないかと思います。
あれほどのテクニックがある人なら
バレないようにさり気なく
他の曲を取り入れることなど
簡単にできるはずなんです。
それをあえて
超有名な曲を堂々と使っている。
「気づいて!」と言わんばかりに。
まるで「こういうかっこいい曲が
あるんだよ」って
リスナーに紹介しているみたいに。
そこにわたしは
松本さんのロックを愛する
子どものような純粋さを
感じるんですよね。
制作に行き詰まって
苦し紛れに人の曲を盗作するのとは
全然違う。
だから、元ネタの曲がわかると
ニヤニヤしちゃうw
それに、そうやって作った曲が
B'zらしい曲になってしまう。
そこが彼らのすごいところです。
わたしは、松本さんの策略(?)に引っかかって
B'zのおかげで
お二人が好きなロックバンドを
好きになっていきました。
Aerosmithなんかもう大好き。
エアロがB'zの曲をどれほど
知ってるかはわからないけど
共演もしてるわけで
本人もわかってると思います。
「コイツら、俺たちに影響受けてるな」ってw
でもそれってミュージシャン的には
うれしいんじゃないかなぁ。
人それぞれだろうけど
著作権云々で訴訟起こすような人って
お金に困っているのかな?と邪推してしまう。。
そういうわけで、
わたし自身もB'zの曲が
いろんな曲と酷似しているのは
わかった上で、B'zが大好きです。
こういうことで
アーティストを叩く人って
何がしたいのかわからない。
自分が洋楽フリークだって
自慢したいんでしょうか?
それなら悪口なんか言ってないで
好きな音楽だけを追いかけてればいい。
ミュージシャンにとって
音楽は仕事です。
私たちだって仕事で
リサーチかけて
誰かのアイディアを元に
企画することは
ごく当たり前にやっています。
大学生の論文だって
参考文献の切り貼りばかり。
自分自身で構築した独自のロジックを
展開できる人なんて
どれほどいるんでしょうか。
そう、世の中ほとんどの物事が
焼き直し、焼き直しなんです。
たまにびっくりするような
新しいモノを生み出す人もいますが
そんなのごく少数です。
B'zは、偉大なロックバンドの曲を
焼き直してるのかもしれないけど
それを30年以上休まず続けて
誰にも真似できない
「B'zらしさ」というものを
確立している。
過酷なライブに耐えうるコンディションを
保つための努力は
凡人にはとても真似できない。
B'zクラスならライブなんて
5年に1回、ドームでどーんとやるだけでも
誰も文句は言わないだろうに
ソロを含めると
今でも毎年ツアーやってますよね。
印税だけで左うちわで
暮らせる人たちですよ。
そんなに根詰めて働く必要は
ないはずなんです。
それでも彼らは、やるんです。
やり続けるんです。
それはひとえに
自分たちを待っているファンのため。
自分たちの音楽が
多くの人の心の支えになっていて
その期待に応えるのが自分の仕事だと
自覚しているからです。
本物のプロですよ。
もうね、尊敬しかないです。
そして、ただ名曲をパクっているだけでは
絶対に30年以上も
日本のロックシーンを
牽引し続けることなどできません。
稲葉さんのルックスを持ってしても
無理です。
彼らが今でも
第一線で活躍し続けているのは
彼らの想像を絶する努力と
それによって獲得した
ロックンローラーとしての
確かな実力のおかげ。
だから、この問題は
わたしにとっては
シンパイナイモンダイナイ
ナイナイザッツライフイッツオーライ
なんです。
それでは今回はこのへんで。
せーのっ!
おつかれ〜。