下積み
こんにちは、ご訪問下さいましてありがとうございます
さて今日はここのところ気になる事を綴ってみます
物事には順を追ってが定石と申しますか
大好きな相撲で例えるならいきなり横綱になんかなれる訳が無くて
どんなに強かろうが入門してから番付を上げて行く
その間付け人や下働きをしながら
その世界の風習やしきたりを身につけて行くことで
自分もその責務と伝統の重きを認識しながら
そうした立場になって行く訳です
会社や組織でもそうだと思います
しかし、どうした訳か今言ったような下積みの無い
ポッと出の人がいきなりフロントに出てくると問題が起きます
TVの世界なんかで置き換えてみてもらうと分かり易いかも知れませんね
最初だけはもてはやされて、それ以降はアノ人は今…みたいな
元々芸事の世界はとても厳しい師弟関係や主従関係がベースになってます
基礎の無さや礼儀やしきたりを知らないから長続きしないんだと思います
イロイロと例え話をしながら話を進めて来ましたが
つまりは下積みが無い人がいきなりボンとフロントに立ってしまったばかりに
まわりが戸惑ってしまっている様子がなんとも見るに堪えない
下積みはその世界で生きていく中でのロジックを身に付けるとても大切な期間なのに
それが皆無ということはとても怖い事です
だから商売を継承していく後継者の人でもキチントその道理を得ている人は
丁稚奉公に出て経験を積み、修行を行います
当事者にすれば何も分からないから逆に怖いもの知らずということでしか無いかも知れません
無知の知
自分は物事を知らないという事を知っているといった
謙虚さや研究、向上心は大切です
オレ、偉いとか変な方向に勘違いしちゃったらもう終いです
と、心の中の懸念を綴って見ました