色色に

あやなす蝶は

雨くだし

東へ北へ

秋を運びつ

森に満つ

歓喜の蝉は

始まりと

終わりの宴

命震ひて

 

太陽の

シズルしずくの

花巡り

揚羽羽ばたき

夏を描ける

刻まれし

年輪の香気

貴(あて)なるを

翌檜(あすなろ)は明日へ

円環を開く

雲垂れる

重きとばりの

向こうより

一番蝉告ぐ

夏の音なひ

谷裂ける

水爆弾よ

帯をなす

天の水がめより

人が作りし