ポスターの秘密 | 夛田慎二のブログ

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山形県中山町のこと、議会のことを書いていきます。
中山町議会議員 1期目

す今回の選挙でも数種類のポスターを作成し、毎日違うポスターが見れるよう張り替え作業を行っています。

2019年の選挙ではコート紙で作ってしまい、大雨で破れてしまう事件を引き起こし、住民の方、立候補者、町長から電話を頂き、初めて選挙ポスターは紙ではない(ユポ紙という紙+樹脂(投票用紙なんかにも使われている非常に強いもの))ということを初めて知りました…。

今回は同じミスを起こさないために雨に強いことを条件に何で印刷するか検討をしました。

同時に今回の選挙よりポスターが公費負担制度になることも意識しました。

中山町の選挙運動ポスターの限金額は衆議院小選挙区と同様に企画費316250円印刷単価525円31銭×掲示板数60合計348780円(1枚当たり5813円)となっています。

この金額設定についてあまりにも高額ではないか?と条例制定時に質疑を行ったのですが、全国的な単価であるとのことでした。公費負担がないころはポスター代が30万円なんて選挙出るのも大変…
そして全国的にポスターが満額請求されることが多く、問題ともなっています。
選挙ポスター1枚5000円…「税金だから取れるだけ取ればいい」 印刷業者が明かす選挙特需の暗黙の了解( 南日本新聞社)

中山町では同様のことがおこらず、常識的な価格であればいいのですが…

 

私の場合はポスターのデザインが独特過ぎることと、使い方が特殊なので商品が豊富な県外企業に発注しています。

 

今回検討したのは、非シール型のユポ紙(選挙ポスターはシール型が多い)とコート紙にラミネート加工の2つでした。

ラミネート加工の場合はラミネートも規定サイズ(420X300)に入る必要があるそうです。

印刷物の基本として両面印刷をした方が割安になることもあり、両面印刷を考えたのですがユポ紙は両面印刷ができなかったので、両面印刷できるラミネートで検討することに。

ラミネートだとフチがあるのでA3サイズでも規定オーバーとなるため、一回り小さいB4にしようとも思ったのですができればA3で作りたい…
ラミネートのフチを切っちゃえばいい?いや剥がれる??と思いながら商品一覧を見ていたら見つけました!

メニュー印刷!!ラミネートでフチなしができるとのこと。しかも両面印刷対応でA3サイズ。しかもユポ紙より若干安い!これだ!ところでメニュー印刷って何だ?と思ったらメニュー。そう、レストランでデザート特集とかされている一枚のメニュー表(笑

フチなしなので周囲から水が滲み込むと注意書きはあったのですが強そうなのでこれに決定!(今回のお雨で滲み込んではいましたがラミネートのおかげで耐えました)

 

これでおそらく印刷会社さんもびっくりのメニュー仕様の選挙ポスターが出来上がりました。

ポスターをよく見ると角が丸くなってるのがメニューっぽいです(笑

気になるお値段は納期によっても変わるのですが、公費負担分として片面印刷60枚が9690円、自己負担分の両面印刷仕様が11330円でした。

デザインを自分でやっているので単純にポスター制作費と比較はできませんが1枚約162円は激安じゃないでしょうか?
しかも両面印刷のリバーシブル仕様なので張り替え時にポスターを持って行かなくてもいいのが非常に楽でした。

 

今日、たまたま貼り替え中に渡辺ふみ候補、応援の橋本あや子県議、ながさわ愛山形市議とお会いしたのでポスターの秘密をお伝えしたのですが一瞬の間があったことだけお伝えしておきます(苦笑