息子に染色体異常の可能性があると
主治医から言われた日、
そうでないことを
ものすごく強く願った事を覚えている。
そしてこの日から、様々な葛藤や
悩み、苦しさが生まれることになる。
息子は
水腎症、
合指症、
脊髄の奇形?
などが
出産後明らかになっていたんだけど、
これらの原因を確定するためにも
染色体異常の検査をさせて欲しい
と言われた。
この時点では、異常ない可能性も
残されていたわけで、1ヶ月後の
外来の時に結果が出るとの事だった。
何かの間違えであるように。
異常はありませんでした、と
いう結果が出るだろう。
そんなふうに毎日考えていた。
そんなふうに毎日、無理やりにでも
異常なし、という結果が出る事を
思い描いていた。
ふと、気が緩むと、
もしそうだったら
もし異常ありだったら
どうしよう!
どうなっちゃうんだ⁉︎
と、パニックになる。
ただただ不安になった。
自分の子供が染色体の異常を
もっているのが嫌だ、と思った。
一方で、
そんな考え方しかできない自分を
ものすごく嫌悪した。
そんな考え方しかできない自分は
最低な人間だと思った。
そんな自分を責めた。
世間的には、
障害を抱えた人に対して、
偏見を持たないとか、
一つの個性として見るとか
言われている。
それはそれで
間違いないと思う。
大切なことだと思う。
ましてや自分は障害者福祉に
携わっている。そんな自分が
障害を否定的に捉えてしまうのは
一番やってはいけないことだと
思った。
でも、
いびきのような寝息を立てている
息子はたまらなく可愛い。
奥さんのおっぱいを必死に飲んでいる
息子はたまらなく愛おしい。
だからこそ、彼に異常がないことを
強く望んでしまった。
望まずにはいられなかった。
どうか、異常なしの結果が出ますように。
という思いはどうしても消えなかった。
消せなかった。
大きくなる一方の不安。
大きくなる一方の自己嫌悪。
そんな中、1ヶ月検診のため
家族で病院へ向かった。