日経平均、2023年10月の動き | 投資家リプリーの気まぐれブログ

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日経平均の10月の数値は以下の通り:

 

始値 32,101

高値 32,533 ( 13日)... 前月高値の33,634からは下落

安値 30,487 (  4日)... 前月安値の31,674からは下落

終値 30,858 ... 前月終値比 ▲3.1%

 

7月〜10月の日足は以下の通り。

 

7月以降は概ね31,600〜33,800近辺のレンジ内で動いていたが

10月に入ってレンジを下抜け。

 

10/5〜12日(図の紫の四角)は反転上昇したが、

75日線に達すると再度反転下落。

そして月末の数日間は 31,500近辺まで下げては戻し、

という動きを繰り返している状況。

 

 

この間の市場の最大の関心事は;

 

① 米FRBは年内残り2回のFOMCで利上げするかどうか?

 

 → 9月のFOMCでは利上げは見送られたが、

  参加者の殆どが年内の利上げを想定していた。

 → 利上げを促すような指標(特にインフレ)が出ると

  株価の売り材料、逆だと買い材料となった。

 → 次のFOMCはまさにこの火水で、現時点での市場予想は

  ・今回のFOMCでは 97%が現状維持と予想、

   3%がなんと利下げを予想。利上げ予想はゼロ。

  ・だが12月のFOMCでは29%が利上げを予想。

 

② 米10年国債利回りの動き。

 

 → 上昇が止まらず、10/20に16年振りに5%台に到達。

 → 以後は4.8〜5.0%で推移。

 → 過去3ヶ月の推移は下図の通り;

  

  日経平均の10月の上昇局面(5〜12日)に対応する時期

  (米時間の4〜11日)が紫の四角で、利回りの上昇が

  一服して横這い或いは下がった時に日経平均は

  上昇した格好になっている。

 

  だが10/22以降も利回りの上昇は一服しているが、

  水準が高い為か日経平均は上昇していない。

 

③ パレスチナ問題。

 

 パレスチナのガザ地域を実効支配している

 イスラム組織の「ハマス」が10/7にイスラエルに

 大規模な攻撃を仕掛け、イスラエルが報復を開始、

 以後、緊迫した状況が続いている。

 → 株価の下押し要因。

 

 

上記の様な要因により上値の重い動きが続いている。

 

 

注; 米長期金利の株価への影響については

このブログの下記の記事もよろしければどうぞ。

 

 

 

 

日経平均の月足チャートは以下の通り: 

7〜10月の4ヶ月間連続で下げてますが、それでもまだ

長期の緩やかな上昇トレンド(緑線)のレンジの中での

上下を継続しているように見えます。

(例外的に下抜けしているのはコロナ禍の2020/3〜5です)

 

さて、今後の動きはどうなるか?

 

FOMCは10月31日〜11月1日の2日間に開催中、

その次は12月12〜13日です。

 

 

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