TACTリハビリテーション研究会代表の鳴海裕平です。

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今回は2月1日に行われた

JARTAベーシックセミナーin函館についてのご報告です。

以前告知しましたが、
(以前告知した内容はこちら)
JARTAのセミナーの内容がアップグレードされました。



JARTAについて


現在JARTAは事業として大きく2つのことをしています。

一つは、認定トレーナーの養成
もう一つは現場の斡旋です。


後述しますが、それぞれは切り離せない関係にあります。


現場の斡旋に関して

スポーツトレーナーをしている方は
ボランティアで関わっている方が非常に多いです。
選手に負担は少ないかもしれませんが、
それは本当に良いことなんでしょうか?


報酬が支払われないということは選手の為になりません。

なぜかというと、

無報酬ということは無責任にもつながるからです。

トレーナーとしての社会的な地位にも関係しますが、
いてもいなくても同じだと思われることはよく、あります

逆にトレーナーも無報酬だと責任も軽くなります。
つまり、いつでも辞められる環境にあるということです。


それは本当に選手の為になる事なのでしょうか。

選手にとっての大事な

シーズンの途中でトレーナーがいなくなる可能性だってあるのです。

プロとして報酬を得ることでより責任を高く持ち、
継続的な活動をすることを求めたいです。



トレーナーの育成に関して

もちろんいてもいなくても同じと思われるのは

選手にとって
・トレーナーの重要性や必要な価値を出せているのか?
・文句を言われないレベルのものを提供できるのか?

ということも関係します。

それには当然トレーナーとしてのレベルも関係します。
そのためにもJARTAでは認定トレーナーの育成も手掛けています。

そして個人での活動では価値が伝わりづらいという難点があります。
そのため組織として価値を訴えることで
報酬ありでの活動が成立しやすいという点があります。


ちなみにJARTAでは1件3000~10000円くらいの間でオファーの実績もあります。
(常葉橘やフットサル選手等)

これから地域に根差した認定トレーナーも増えてきています。
どんどん活動は広がっております。




●JARTAのコンセプトについて

この辺はホームページを見て頂ければわかりやすいかと思います↓
JARTAホームページコンセプトについて

コンセプトの一つの弛緩力について、
よく誤解されますが、
緩めるのが一概にいいというわけではありませんよ。

大事なのはゆるみつつ、締めることもできること。
すなわち機能的に使える幅とともに能力を向上させることです。


可動域≠使える幅 ということです。
可動域を広げて柔らかくなっても運動能力が低下すれば無意味です。
*可動域を広げるのが悪いと言っているわけではないです。

このコンセプトを学んだ上でグループディスカッションをして頂きました。



そしてベーシックセミナーのアップデートとして



●身体環境作り T-レフストレッチ


目的は
・身体環境づくり-弛緩力を使いこなすことができる身体を作ること
・痛みや違和感の緩和
・短時間で身体の状態を改善することです。

身体にはというのがあります。

簡単に言うと、

硬いものをちょうど良い塩梅にしたいときにはほぐしますよね。
では軟らかいものをちょうどよくしたいときにはどうしますか?
同じようにほぐしても意味ないですよね。

T-レフストレッチは

実であろうと虚であろうと同時にちょうど良く調整するものです。

頸部、上肢、大腰筋、股関節と

究極の身体のおけるセンターを促通していきます。





●余談 10秒で結滞動作を可能にする施術

ちなみにT-レフストレッチのさいに
手を後ろの回す(結滞動作)ことがうまくできない方が結構いました。

なので10秒ぐらいでささっと調整して
伸展可動域を20~30°増やし、肩関節の内旋も出るようにしました。
他にも僧帽筋の硬さがあり、肩の高さが左右で違うという方を
3秒で調整して高さを直したりしました。
この時に使った手技はアドバンスⅠで学べると思います。



●センタリングトレーニング 立甲について

立甲についてどんなものかというと下の写真の様な状態です。



これを習得すると、
単純に肩こりなんかは起こりませんし、
競技においても上肢の操作において正確性スピードが向上します。


ただ、いきなりやってできるわけではありません。
*まれにできる人もいますけどね。

コレができるようになるためのアシストトレーニングが存在します。


要素の一つには柔軟性も関係します。

また重心の位置肩、前腕と上腕の使い方も関係します。

それぞれすべてが関係し合うため、

その関係性を考慮した上でトレーニングをしていきます。


やっている際にも自分の身体の状態を確かめてもらいます。

いわゆる内的認識力を発揮してもらいます。

認識力が高まると身体も変わっていきます。

そしてそれに伴ってスキルも向上していきます。






●さらなる高みを目指して

JARTAベーシックセミナーは続くアドバンスセミナーへの

登竜門です。

アドバンスセミナーは北海道、東京、名古屋、大阪、福岡で開催されています。


私も2年前、毎月青森から夜行バスに乗って東京まで行きました。

帰りも夜行バスに乗って、朝7時に青森に到着して

朝8時から仕事に出るということもしていました。

今思うと結構無茶していましたが、

でも、あの時やってなかったら今の自分はなかったですね。

そう思うとゾッとします。やって良かったです。





●JARTA東北事務局の動きとして

とは言っても東北の方が東京や北海道に行くのは結構大変です。

今後東北でアドバンスセミナーが開催できるよう

JARTA東北事務局尽力していきます。





鳴海裕平




☆今後のセミナーの予定☆
2月28日神奈川:体質を改善するための身体作り【三腔調整セミナー】
*進リハの集い様より御誘致いただきました。

3月開催
3月28日弘前:触察プレセミナー


4月開催
4月5日弘前:TACTコラボセミナー 柔道整復師&理学療法士

4月25・26日新潟:三腔調整セミナー

5月開催
5月31日青森:特別セミナー開催予定