同じ玄関を共有して2階を他人に貸すなんてこと
出来るの?と思われるでしょう?
玄関周りをご覧ください
赤い字で鍵① 鍵②とありますね
実は2重玄関になっているんです
拡大図↓
1階に住む所帯は
引き戸の鍵①を開けて中に入ります
2階に住む所帯は
引き戸の鍵②を開けてすぐ右の階段を上って
2階へ行きます
この場合 ドア③の鍵は閉まっていることが必要です
でないと鍵① 鍵②を施錠する意味がないですから
こんなふうに
玄関内にもうひとつ鍵がある2重玄関にすることによって
玄関は1つなのに2階を人に貸せる家
が爆誕しました
なぜこんな間取りを考えたかと言うと
子どもが巣立って夫婦だけになってしまった家は広すぎて
2階を人に貸すなりして有効活用できないか?と思ってる人も多いのではないかと思ったからです
もちろん 息子夫婦(娘夫婦)が2階に住んでくれるなら 鍵①やの鍵②やのは要らんかもです
(あったほうがお互い気使わんでええとは思いますが)
でも 必ずしも息子夫婦(娘夫婦)が2階に住んでくれるとは限らないでしょ
ならば他人に貸したらいいなと思ったわけです
しかし その際にわざわざ大がかりなリフォームをせんなんとなったら金銭的に大変やから
ならば最初から2階にもキッチンと洗面脱衣所お風呂を設けた間取りを考えた…というわけです
で じゃあ 子育て時代はどのように住むの?
て話ですが
こちらになりますね↓
(黄色く塗っている部分の)キッチンと洗面脱衣お風呂は 1階にもあるので 2階のは使わないので 無駄と言えば無駄です
そのぶん 居室(特に夫婦の部屋)がかなり狭くなってしまってるし…
そやけど もっといろいろ考えてみれば
子育て時代にも おじいちゃんおばあちゃんの介護をせんなんことになるかもで
1階の居室Aをおばあちゃんの介護部屋にした場合
遅く帰ってきた旦那さんは2階のお風呂を使うほうが気が楽かもしれない
そして この家にはクローゼットがひとつしかないことにも理由があり
それは クローゼットを作らないことで間取り変更しやすくするためです
タンスなら移動させることが出来ます
子どもが小さいうちは1階でお着替えができるように居室Aにタンスを置いて
小学校に上がったら そのタンスや 本棚などを
そのまま子ども部屋に移動して長く使ってもらうことができます
また 子どもが小さいうちは散らかりやすくて
家中を毎日すっきり片付けるなんてことは無理だから
テレビボードとソファだけの客間兼テレビルームがあれば 家が散らかっていても穏やかな気持ちで過ごせます
さらに後には居室A・Bが夫婦それぞれの個室となりますね
あ 書き忘れましたが
子育て時代は鍵①の部分の壁(スリット壁が望ましい)と引き戸は 無いほうが絶対いいです
この壁のみ 【他人に貸すことが決定してからリフォームで作ればいい】と思いますね
もちろん 子育て時代はドア③も開けっぱなしです
それと当たり前ですが
別所帯に貸す2階の間取りは
実際に住む人が各部屋を好きに使用できます
居室Dは めっちゃ服好きでありえないほど衣装持ちの人(誰とは言わん)のウォークインクローゼットをイメージしました
こんな家 どうでしょう?
(今回は窓を書き込むのを省略してます)
(……と書いてるとこは引き戸です)
(総二階32坪です)