EX.FILE 「俺にとってお前は、親友でも恋人でもない」?


私の好きなSATCで元カレのことをEXと呼んでいたような、気のせいかもしれないけども。

私のEX FILEをご紹介します。


私はありがたいことに、

少し運動もできて、

少し勉強ができていたので、

中高生の時期はモテキだったと思う。

でた、妖怪大うぬぼれ。

 

元カレの数は、

23さい現在、(最近)5人になりました。

それぞれの彼のことは大好きで、

自分も尽くすええ女だったと思うんですよ。

 

最近、一番最初にできた元カレに

不思議なことを言われた。

あ、そう。

未だに連絡をとっているんです。

 

 

彼と付き合い始めたのは中学一年生の時。

当時野球部のエースで名前はヒロムと言った。

バスケ部に所属していた私は、

体育館の窓から彼のピッチングを見ていた。


彼はよく、

「たこのヒーローより」

と、手紙の最後に書いて私を励ましてくれた。

 

「英語で努力って”EFFORT”って言うんだよ。」

と教えてくれて、図書館で勉強するデートの間に

こっそりと私のノートに書いてくれた

 

枚方にあるひらぱーの観覧車で告白され、

地元の夏祭りで手をつなぎ、

家の前で、5秒だけ目を閉じてと言われた。

全部がはじめてだった。

 

自分がそのたびにドキドキして手汗をかいていたことを思い出す。

 

今考えると、

「ロマンチストで暑苦しくて、

なんだこのナルシストは、、、、。」

と少し思う反面、

「こんなに支えてくれようとする

関係性ってなかなかないよな。

THE 青春を過ごしてたな、」と

昔の自分をうらやむこともある。

 

そんなヒロムとは、中学3年生まで付き合った。

甲子園の出場を目指して、スカウトされた強豪校に進学することが決まり、

私たちは、号泣しながら別れを決めた。

 

当時の私はなんで別れを決めたのか分からないけど、

スカートを短くして、学ランの彼と帰り道に寄り道をしながらデートする高校生活ことを夢見ていたのか、

遠距離になると分かり、

別れを告げたのは私の方だった。

 

ヒロムとは、高校時代以降、時たま電話をする。

最近の話、お互いの恋愛、将来の話。

大抵、決まってこの順番だ。

がんばっている話を聞くと勇気がでるし、

なんだか自分も元気がでる。

 

電話だけのつながりだったけれど、

つい先月お互いに地元に帰っていたときに、

彼の実家の軽自動車をコンビニに泊めて、

夜22時から朝の4時まで話していた。

 

何を話してたか忘れてしまったけれど、

ひとつ言われて覚えていることがある。

 

「俺にとって、たこは、親友でも彼女でもない。たこというジャンルがいる。」

「俺にも欲があるから、今ホテルに行こうと言われたらこの車で連れて行っちゃうかもしれない」

「けど、ずっと続けたい壊したくない関係なんだ」

 車の中で、アイスコーヒーを飲みながら、

「ありがとう、」

と、気づいたら御礼をしてた。なんか嬉しい気持ちだったから。


 家に帰り、昼前までベッドの上でゴロゴロしていて

言われたことを思い返した。

「『俺にとって、たこは、親友でも彼女でもない。たこというジャンルがいる』、、かぁ、、。」


「ん…………?」

それって、「元カノ」っていうジャンルだよな。

「お前は特別」って言ってくれてるのかも

しれないけど。

しっかり「元カノ」だよね??


私の甘酸っぱい思い出達よーー。

消えないでくれ。


「たこのヒーロー」は、いつまでもヒーローではいられないよな、もう私のヒーローじゃないんよな。

たまに暇な時に助けてくれるヒーローなんだよな。

私も悩みの相談窓口として今後も利用させていただきますが、なんか急に寂しい気持ちでいっぱいになったのはなぜぇーー?

 

たこ