「さばを読む」とは、得をしようとして数をごまかすことです。

 

この「さば」ですが、魚の鯖を指すという説がありますい

 

とても傷みやすい鯖は、市場へ搬入されるとすばやく箱に仕分けされていきます。

 

このときに数を数えますが、仕分けのスピードがあまりにも早いので、数が合っていたためしがなかったことから、数をごまかすのを「さばを読む」というようになったといいます。

 

「さば」は米粒を指すという説もありますsao☆

 

むかし、寿司屋では、お客さんが食べた寿司の数を数えるのために、まな板の隅に米粒を並べていたそうです。

 

その米粒の数を数えて勘定したのですが、「そんなに食べていない」と文句を言うお客さんもいて、そんなときに板前さんは「さばを読んでいるので間違いない」と反論しました。

 

しかし、お客さんからすると「さばを読む」は「高く請求されている」という意味にしか取れず、現在のようになったといいます。

 

また、主婦などが内緒で蓄えた金銭などの意味で使われる「へそくり」の「へそ」の語源は「綜麻(へそ)」で、縒り合わせた麻糸のことです。

 

むかし貧しい家の女房が内職して「綜麻」を繰り糸にして、お金を稼いだことから「綜麻繰り」という言葉が生まれたそうです!