ほとけさまと呼ばれるものにはさまざまな種類があり、如来、菩薩、明王、天、羅漢の5種類がふつう仏像と言われ、広い意味でのほとけになります
狭い意味だと、如来を指してほとけといいます。
如来は悟りを開き仏になったもので、おしゃかさまと呼ばれる釈迦如来は釈迦が悟りを開いたものです。
ほかに如来には、病苦をいやす薬師如や極楽浄土の教主である阿弥陀如来、密教の中心仏の大日如来などがあります。
如来は納衣という簡単な衣を身に着けているだけという特徴がありますが、大日如来は宝冠をかぶって身に飾りをつけています。
如来は悟りを開き人間を越えた存在である仏になったということで普通の人間の身体とは異なる特徴があり、頭に肉がまげのように盛り上がっていたり、手足に水かきがあったり、眉間に白い巻き毛が生えていたりします。
菩薩は、悟りを開くために修行をおこなっている人の姿をあらわした仏像であり、仏になる前の存在です
宝冠をかぶり、胸飾りや腕環など飾りを多く身につけていて、釈迦が出家する以前の王子の姿をしている菩薩は修行しながら民衆を救う存在です。
観音菩薩は、人々が救いを求めるのを聞き、自在に救ってくれるといわれています。