車道を走るのは車だけではありません
タンクローリー、クレーンなどの特殊車両もふつうに走っています。
特殊車両が隣りの車線を走っていて、肝を冷やした人もいるでしょう。
特殊車両の大きいものは、とにかくスケールがハンパありません
一般的なセダンタイプの車が全長4メートル、全高1.3メートルくらいなのに対し、超大型ダンプ「コマツ960E」は全長15.6メートル、全高7.37メートル、最大積載量327トン(通常のトラックの約100台分)もの威容を誇ります。
ここまでの特殊車両を公道で見かけることはありません。
制限が設けられているからです。
規格外のサイズの車に通行されると、陥没したりひび割れを起こしたりしてしまいます。
また、カーブを曲がりきれなかったり、道路標識に衝突したりと事故にもつながります。
道路交通法で公道を走行可能な車のサイズが決められているのです。
一般道を走行できる車は全長12メートル、全幅2.5メートル、全高3.8メートルまでで、制限を超える場合は、道路管理者に許可を得なければなりません。
たとえば、全長28メートル、重さ30トンの新幹線車両を台車に乗せて一般道を通行する場合です
新幹線の車体輸送にも、一般道が使われるのです