ビールをおいしく注ぐコツは、最初は勢いよく注ぎ、グラスいっぱいになってきたら、泡を消さないよう少しずつ注ぐことです
白い泡でフタをするように注ぐことで、キリッとした炭酸と、クリーミーな泡のハーモニーを楽しめます。
もし、ビールに泡がなければ、ビールはあれほどおいしくはないでしょう。
気の抜けたビールほど、間の抜けた飲み物はありません。
しかし、炭酸はただの泡であって、味も香りもありません。
ビールの泡といっても、ジュースのサイダーと同じで、その正体は炭酸ガスにすぎません。
無味無臭の炭酸ガスが、ビールのおいしさに一役買っているのは、どういうわけでしょうか?
炭酸ガスを含む水が口のなかに運ばれると、その動きの影響と温度変化によって、炭酸ガスの気化がうながされます。
そのさい、舌の表面で発生する炭酸ガスの細かい泡が、舌を刺激して、あの爽快な感じが生まれるのです。
また、ビールに含まれている芳香が、炭酸ガスと一緒に放出され、それも口のなかにさわやかな感じを与えることになります
気の抜けたビールを蘇らせる方法ですが、気の抜けたビールにドライアイスを細かく砕いて入れ、フタをすれば、炭酸ガスがビールに溶け込み、ピリッとした炭酸の刺激が復活します