ビタミンCの働きでよく知られているのは、コラーゲンの合成にかかわる働きです。

 

コラーゲンは、皮膚や軟骨の細胞同士を結合して滑らかに整えたり、肌の弾力を保っている成分です。

 

そのコラーゲンをつくるのに、ビタミンCは必要不可欠な栄養素なのです。

 

ビタミンCは、強い抗酸化力で有害な活性酸素の働きをおさえ、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きをもちます。

 

不足すると、毛細血管が傷ついて歯茎や皮下から出血が起きる壊血病の原因になったり、風邪をひきやすくなります。

 

それは、体内へのウィルスの侵入を防ぐ白血球のサポート役として働いているからです。

 

なかでもビタミンCが不足しやすいのは、喫煙者ですたばこ

 

体内では、タバコ1本につき、25㎎ものビタミンCを消費しています。

 

これは1日の必要量100㎎の4分の1に相当する量です。

 

有害なタバコを体外へ排出するために、大量のビタミンCが必要になるのです。

 

不足分は、体内に蓄えられたビタミンCから消費されますが、タバコに使われてしまう分、抗ストレス効果や美肌効果などは後回しになってしまいます。

 

イライラ為たりストレスを感じると、ついタバコに手をのばしたくなるという人もいますが、そこはぐっと我慢ですきんえん