激しい疲労感に加え、多くのつらい症状が続く・・・

こんな症状の原因になるのが

「慢性疲労症候群」


日常的な疲労との違い

★激しい運動や強いストレスの後の生理的疲労感は

 休息をとれば翌日回復

★慢性疲労症候群はいくら体を休めても回復せず

 半年以上に渡って続くか繰り返す

★日常、あるいは社会生活に支障を来たす激しい疲労


慢性疲労症候群の起きる原因

★過労や重労働などの身体的刺激

★人間関係の軋轢による精神的刺激

★ウイルスや細菌の感染など生理学刺激

★紫外線、騒音などの物理的刺激

★ホルムアルデヒドなど化学的刺激


私たちは様々なストレッサー(ストレスの原因)にさらされています。

このように生活環境ストレスを数多く抱え

些細なことが気になるなどストレッサーに対する感受性の高い人が

慢性疲労に陥りやすいと言われています。


詳細は省きますが、

ストレスにより、神経、内分泌、免疫系のバランスが崩れ

結果、免疫物質が脳・神経系の機能障害を引き起こし

慢性疲労症候群になるとみられています。


残念ながら現在慢性疲労症候群を診断できる

バイオマーカーと呼ばれるような検査値の異常は確定しておらず

★激しい疲労感で月に数回は会社や学校を休む状態が

 半年以上持続するか繰り返す

★医師の診察を受けて明らかな疾病がみつからない

以上2点が必須項目となっています。


患者さんはNK活性など免疫力が低下していることが多く

漢方の補中益気湯

     ビタミンC 

     コエンザイムQ10 

などが細胞障害を軽減し、疲労の軽減にも効果があります。


慢性疲労症候群に対処するには・・・

環境ストレスにいかに対応していくかが鍵になります。

 「ポジティブ・シンキング」

  つらい出来事、失敗も深刻に受け止めず

  明るく受け流しましょう。

 「問題対処型」

  自分の抱えるストレスを分析

  適切な対応をとる

 「回避型」

  ストレッサーに近づかない

 「感情対処型」

  友人や同僚に愚痴を言ったり感情に訴える


規則正しい生活と適度な運動

バランスのよい食事

笑い、音楽、香り、動物とのふれあいなど


慢性的な疲労から抜け出す手がかりをさがしましょう。