"ノートPCの4台に1台が「Ryzen」搭載の衝撃"という記事が出ていた。
まぁそうだよねと思いながら記事を読んだ次第。
かくいう僕も、Ryzenノートのユーザーだからだ。
それまでは、ずーっとIntel CPUのノートPCを使ってきた。というより、それしか選択肢がなかった。
WindowsXPの初期のころくらいに、若干のAthron or Duronを積んだノートがあったが、
PentiumMが出たころくらいからAMD製のCPUを搭載したノートはほぼ死んだ感があった。
が、傑作Ryzenが登場してから潮目が変わった気がする。
直後に、Intel CPUのセキュリティ問題が発覚して、両者の明暗はさらにハッキリとしてきた。
(まぁ、企業規模的に、少々失策があったからと言って、直ちにIntelがAMDにひっくり返されることは
ないのだろうけど…)
当時僕はすでに8コアのCPUを搭載したデスクトップPC(HP Z420@Xeon E5-2687W)を
使っていたこともあり、興味は大いにあったものの、Ryzenに食指が伸びることはなかった。
当時の段階で、PCの性能を持て余していたのもあったし。
そんな中飛び込んできたRyzen搭載ノート(HP ENVY 13 x360)発売のニュース。
当時使っていたノートPCはなかなかしょぼいものだった(DELLのInspiron 11 2in1@Pentium N3530)
ので、価格が安かった(税・送料込みで8万円ちょっと)こともあり、すかさず買ってしまった。
※ちなみに、僕は2in1が好き。もう1台、恵安のやっすいノートPCを持っているが、
これは、キーボードつけ外し可能な2in1だ…。タッチパネルが便利すぎるので…。
買ったのは、ベーシック・スタンダード・パフォーマンスのうちのスタンダード。
まぁ、買った当時は上記のような名称はなく、Ryzen3モデル(ベーシックに相当)と
Ryzen5モデル(スタンダードに相当)の2種類だったのだが。
スペックは、
CPU :AMD Ryzen 5 2500U(4コア8スレッド)
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/M.2 NVMe(うちのはSamsung MZVLB256HAHQが付いていた)
ディスプレイ:13.3インチフルHD
重量:1.31kg
といったところ。
動作速度については全く文句なし。
Cinebench R20で、CPU:1210pts(シングルコア221pts)と、メインのデスクトップ(8コア16スレッド)の
半分の性能が出ており(ちょうどコア数分相当だね)、モバイルノートとしては申し分ないレベルと思う。
ちなみにENVY 13 x360の最新モデルではCPUの世代が1世代進んでいるので
(ZEN⇒ZEN+)、さらなる性能向上が見込まれる。
比較的安価で販売されていながら、全アルミ筐体で剛性が高くて安心感があり、触り心地もよい。
バッテリーの持ち時間がやや短い印象だが、CPUパワーがかなりあるので、やむなし?
※バッテリ優先の性能を絞ったモードにすればいいだけか…。少々絞っても十分早いだろう。
CPUの卸値が安いのかね?IntelのCPUで同程度の造りのノートを作ったら、
もう2万円ほど高くなっちゃうんじゃないかと思うが…。
4コア8スレッドの高性能CPUを搭載して造りも上質なのPCがこんな値段(8万ちょい)で
買えてしまうという、コスパの良さがRyzenノートのいいところだと思う。
スマホがあって、タブレットもあって、という時代なので、みんなPCにそれほどお金かけなくなって
いるし、コスパ優先で選ぶと、Ryzenはかなり有力な選択肢になるのかな…と。
んん…。シェア増も納得!
<2020-04-30追記>
暇だったので追加でいくつかベンチを取ってみた。
3DMark Night Raid
3DMark Time Spy
CPU-Z Bench
Crystal Disk Mark