たなかたさんの備忘録

たなかたさんの備忘録

2012年で休止したBlogでしたが、ふと、また書き物などしてみたくなって7年越しに復活してみることにしました。ま、あくまで自分用備忘録として…。

Amebaでブログを始めよう!

どうやらONKYOが上場廃止になりそうらしい。

学生時代からお世話になっていて、今でも現役でアンプを使っているので非常に残念。

今どきはみんなスマホにイヤフォンだからなぁ・・・。

 

僕はさすがに外出時はスマホ+イヤフォンなのだが、家の中ではスピーカー派。

この記事も下記のメインシステムで音楽聴きながら書いている。

今のメイン機。ONKYO A-933(スピーカーはDIATONEのDS-200Z、ソースはPC)

 

子供部屋に置いている予備機(ONKYO A-921M+C-722M+D-202AX)

 

このほか、ONKYOのアンプとしては、A-933がもう一台と、A-905FX2を保管中。

で、ふと思い立って、A-933の2台と、A-905FX2の内部を比較してみた。

 

ちなみにA-933はわざとシリアルNo.が大きく離れたもの(一方が上2桁15~、もう一方は上2桁28~)を所持している(経緯は後述)。

 

まずはA-933とA-905FX2の内部を比較。

 

A-933

 

A-905FX2

 

A-933はやはり大型のトロイダルトランス2個が真っ先に目につく。こいつのおかげで強力な電源回路を形成しており、サイズのわりにものすごい力持ち。A-905FX2も大型のトランスを搭載しているが、電源の差はいかんともしがたい感じ。いや、A-905FX2もサイズのわりには非常に頑張っているが。

なお、上記写真2枚は縮尺が大きく異なるので注意。

 

まずはA-905FX2のパワーアンプ基板を見てみる。

サーキットボードの番号は「25138496B」。実は、A-933とA-905FX2はパワーアンプ部の基板は同じ(リビジョンBについては後述)。なので、パワーアンプの回路動作については基本的には同一と考えていい。但し、例えば左下に見える大きい電解コンデンサが、A-933はELNAの12000µF×2個に対し、A-905FX2は日本ケミコンの10000µF×2個…みたいに、実装されている部品には差があるようだ。

 

一番大きなところでは、下記のように、スピーカ出力Bに対応する部品が未実装になっている。

スピーカ端子とリレーがパターンはあるものの部品がない状態になっているのがわかる。

(上に掲載したA-933の写真には当然だがスピーカBの端子とリレーがきっちり実装されている)

 

A-905FX2のパワー基板(未実装部にフォーカス)

 

あとは大きなところでは、ヒートシンクが、A-905FX2はアルミ板1枚を曲げただけの板っ切れなのに対し、A-933はそれにアルミ押し出しのヒートシンクが追加されているところかな。まぁ、最大出力200W+200W(A-933)と80W+80W(A-905FX2)なので当然と言えば当然か…。

 

次、A-933同士の比較。

早速だがパワーアンプ基板のリビジョンが違う。

後期型の基板はA-905FX2と同リビジョンなので、推測になるが前期型はA-905FX(無印)と同じなのかな?

A-905FXのほうは「2」として、公式にマイナーチェンジしたわけだが、A-933が同型名のままこっそり中身だけ変わっている(前期型→後期型)のには何か理由があるのだろうか?

 

前期型は25138496「A」→A-905FXと同じ?(未確認)

後期型は25138496「B」→A-905FX2と同じ

 

じっくり比較すると、実装部品やサーキットボードのパターンにも違いを見て取れるが、一番大きいのは、前期型のみに存在する謎の子基板かな。

 

前期型。パワーアンプ基板と共締めされている子基板(写真左下)が目に付く。

 

後期型では子基板とそれに通じる配線がゴッソリなくなっている(ついでに半固定抵抗周りの電解コンデンサが小さくなっている)。

 

ちなみにアナログ入力部の基板もリビジョンが変わっている。

 

前期型はリビジョンA。こちらには茶色い配線が引き回されているのが見えるが…

 

後期型のリビジョンBでは配線がなくなっている。

また、ONKYOロゴのあたりのパターンが変わって新しい部品が追加されているのがわかる。

 

次は制御基板(フロントの制御パネル裏の基板)

 

前期型。ジャンパ線を飛ばしたり、電解コンデンサを追加した痕跡が見える。

 

後期型は改修痕はなくスッキリ。

 

最後に電源基板。

 

前期型。

 

後期型。前期型と大きな差はないが一部の電子部品が白い接着剤でねっちょり固定されている。

 

…といった感じで、結構手が入っていることが分かった。故障時など、どっちかの基板をもう一方に移植してニコイチ…とかは難しそう(あらぬ動作上の不都合が出る可能性あり)なので、それぞれに生かしていく方向で考える必要がありそうだね。

 

…実は、元々持っていた前期型の個体がハムノイズ?(ブーンという低周波のノイズ。たぶんパワーアンプ起因っぽくて、音量変えてもノイズ量は変わらなかった)がひどくて、一度お蔵にしてたのだけど(その間はA-921Mしのいでいた)、ひょんなことで電源を入れる機会があり、その時に試し聴きしたらやっぱり素晴らしい音がしたので、改めて買ったのがもう1台の後期型のほうなのだ。

 

ちなみにA-905FX2はA-933試し聴き後、後期型A-933入手までの間に血迷って買ってしまったもの。

いや、むしろこいつを開けたときにパワーアンプ基板のリビジョンが上がっているのを見て後期型の存在を確信し、後期型購入に至ったという流れ。

 

まとめると・・・、学生時代:A-921M→社会人になってA-933買う→しばらく使っていたがハムノイズひどくお蔵→A-921Mでしのぐ(この間中華アンプ等にも手を出す)→たまたま、お蔵のA-933を動かす機会あり。めっちゃ音がいいことを再認識→類似のデジタルアンプということでA-905FX2を購入→お約束で内部確認すると、A-933とパワーアンプ基板同一&リビジョンアップしていることに気づく→きっと何らかのノイズ対策が入っていると推測してA-933後期型を狙ってヤフオクで購入(今ここ)

…という感じ(ちなみに現時点、後期型A-933ではハムノイズは知覚せず)。

 

A-933後期型入手が先週くらいの話で、その矢先のONKYO上場廃止見込みというニュースが入ってきたのがきっかけになって今回の調査に至ったところ。

どうでもいい人にはほんとにどうでもいい話題かもしれないが、まぁ、自分用の備忘録ということで…。

 

ちなみに今日、約2か月ぶりにランニングに出かけた。5km。レースも何もないためモチベーションダダ下がりで、2か月もブランクを作ってしまった…。4:30/km前後ペースなのにクッソしんどい笑

 

最後に走った時は極寒だったのに、いつの間にか桜も散り始めという…