6/17 (月)  晴れ  単独  大崩系 鉾岳
 
先日の大崩系 だき山 in  オフ会より一週間
楽しかったブロ友さん方とのオフ会音譜だったけど、翌日の「鉾岳」山行は雨雨のため、雌鉾(めんぼこ)の大スラブ基部までの散策に終わり、、おまけに前日の
「だき山」山行では自己管理不足から、、 どぉ~も欲求不満・・
 
しばらくお天気も良くないようで、、すこぶる天気の良さげな月曜日 またまた
「鉾岳」散策へ!
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鉾岳全容   左のトップが「雄鉾」(おんぼこ)1277m、右の一段低いピークが「雌鉾」(めんぼこ)
標高こそ、そう高くはないが「登頂意欲」をかきたてる「岩山」です。
一週間前の「だき山」で、だらしない失態をさらけ出してしまい、、身体の「カン」を取り戻そうかな・・と鉾岳散策へ!
 
 
先日は雨の中、みんなでここ(雌鉾の大スラブ基部)まではきましたね!
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昨年の鉾岳の「ささゆり」山行では、、このスラブ近辺や谷川沿いの岩場、おんぼこ・めんぼこの鞍部テラス近辺からめんぼこへの核心部よじ登りにかけていたるところに咲いていた!ラブラブ!
昨年のササユリ山行はこちら→http://blogs.yahoo.co.jp/tackun2/31676528.html
 
今年の「鉾岳」のササユリは「裏年」なのか? 
一部 咲いた後の「落花」した株も先日みかけたけれど、今年は確かに「行縢」や「大崩山」のササユリは早かったようで・・花期に合わせるって、ほんと難しいですね~!
この前日 16日はブロ友様方が大崩パノラマコースで綺麗なササユリたちに会ってこられたようで、、場所にもよるようです。
 
もうここまで来れば鉾岳のササユリは期待できませんが、花は多い山なので登り甲斐はあります!
ササユリが落花した株でも来年のために探しておくのもいいかもしれないな!と思うことでした!
 
 
めんぼこの大スラブ基部まで来てみました! 先日も散策しましたが、、落花した株は5~6株見受けられました! やはり今年は早く咲いたようでした。
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標高を上げたら、まだ咲いてるかもしれないな、、と思いながら登ります!
 
 
最初の渡渉点、水量次第では・・かなり危険なところです。みなさん 行かれるなら気をつけましょう!
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朝6時には・・入山しています! 朝の輝きに眩しい、、眩しい、、
一枚目の画像は降りてから眺めた「鉾岳」全容でございましたよ!  気温が上がらないうちに降りたいな!と思い・・早い入山でした!
 
渡渉点を過ぎ対岸に入ってから急登続きの「滝見新道」を上がります!
                                 いろんな花達も現れ始めるコースです。
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きつい登りですが、、その名のとおり「谷」や「水の流れ」「景観」「滝」に癒されながらの「滝見新道」をよじ登っていきます。汗 ラブラブ!
 
 
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           なんだか、、最近 こんなとこばかり・・登ってなぁ~い!?汗
 
 
さっそく、、この山域には多い「シソバタツナミ」の可愛い花が、、  宮崎の大崩系には多いらしい!
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                    汗またでた!  よじ登り!汗
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       足場は悪いですが、、足元ばかり見てないで! 上! 上っ!目
 
              鉾岳には「森の貴婦人」オオヤマレンゲも咲きます!
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       他の山域のオオヤマレンゲからすれば、、小ぶりなオオヤマレンゲです。
 
 
滝見新道もかなり登り上げてきましたが、、、樹間にのぞく「めんぼこ」の大岩ピークはまだあんな上に・・汗    今日は夕方には鹿児島に帰り着かないといけないので、「めんぼこ」まで参ります!
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     次に登場の「チャボシライトソウ」  「シライトソウ」は西日本が植生域ですが、この山域
     に多い「チャボシライトソウ」 絶滅が危惧されるシライトソウです。
     この白いヒゲは花弁ではなく、この「ヒゲ」の付け根に・・小さな小さな「花」がついています。
     マクロレンズを持ち合わせていれば・・汗 可憐な小さな花を撮るのだけど・・
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そしてこの山域だけの「ツチビノキ」!  満開になるにはまだ半月?でしょうか・・
咲き始めは赤い色を出していますが中心部で満開になると「真っ白」になります! 世界でここだけにしかない花! 「ツチビノキ」  絶滅危惧種1B類
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そして、、いったん登り上げた「ナメトコ」  眩しい陽射しと緑です。  ここで大休憩
顔を洗い流したり・・ほてった足から登山靴を脱いで冷たぁ~水の流れに浸します・・
                                             至福のひととき
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一段低いところには・・小さな滝壺も!    真夏なら・・つかりたい滝壺です。  この小さな滝壺の真上にも大きなオオヤマレンゲの株に見事に咲いていましたよ!
この沢から遡上して「鬼の目山」や「国見山」方面へも可!! 一般的には、ここを渡渉して「鬼の目林道」へ抜け、「おんぼこ」「めんぼこ」そして、「鬼の目山」や「国見山」へ!行けます。
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いったん、林道へ抜け林道をしばらく西へ歩くと「おんぼこ」「めんぼこ」行きの案内があり軽く沢へ降ります。
沢を渡渉すると「おんぼこ」へ! 沢沿いをそのまま降りると「めんぼこ」への登山道!
沢沿い歩きは、、よく滑ります。。要注意!!   沢沿い歩きで見事な朱色の「山つつじ」が、、まだまだ見せてくれました!
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この沢沿いは「めんぼこ」登りの核心部にむかいますが、、右手は「おんぼこ」の中腹になります!
昨年はここらにも・・ほら!ほら!目 目と・・ササユリが咲いていたよなぁ~!! と思うまもなくラブラブ!
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まだ、、咲いてたっ!!ラブラブ!   数十mは先の崖の上・・笹薮の中のササユリ!
とてもじゃないあがぁ~!私の技量では手の届くところまでは・・行けません!
いったん、「おんぼこ」へ登り返し上から降りれない事もない・・とは思いましたが、、今回は単独です。。無謀禁止!と言い聞かせ、、咲いていたのだから、いいじゃないか!!と
 
            オンボロ コンデジ片手で・・フルズームカメラ
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     木にぶら下がり、、片手で構えるカメラじゃ、、ましてやコンパクトデジカメカメラ
                      汗こんなもんさぁ~!汗
 
とにかく、咲いていた!ということで・・  ここの崖沿いの並びではよくよく見ると4輪ほどは咲いていました!   平日の山行ゆえ誰にも会わないかと思いきや・・延岡からの単独の方とここで一緒になり・・遠目ながら「撮影会」でございました!
この延岡からの方の話では、、「もうひと月前に行縢で見たのだけど・・まだ咲いてるとはね~!」と申されておられました!
 
やはり九州の「ササユリ」は・・「行縢」「大崩」「鉾岳」といい、「高嶺の花」には違いありませんね!汗
どこも頑張って登り上げないと・・自生のササユリには会えないですね!
16日に大崩の袖ダキあたりでは「山の上一番さん」や「五百枝」さん方が綺麗に撮影されていますが、あそこらにしても数時間の登り上げです!  やはり「高嶺の花」に間違いありません!
 
 
 
さてさて、、予想外にも今年の鉾岳のササユリにも会えました!チョキ  ぼちぼち「めんぼこ」のよじ登り核心部に詰め寄りました!  この登りもキツいです・・   はてはてこの残置ロープの信頼度はいかに・・汗汗
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                 確かめ、、確かめ、、汗  よじ登ります・・!
 
     
    ひぃひぃ言いながら・・登っていくと目の前に「ネバリノギラン」が、、見頃はもう少し先かな?
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       そして、、「おんぼこ」「めんぼこ」の鞍部である「テラス」部分に到着!!
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  この景観も鉾岳登りの醍醐味!!  というより、、その高度感には・・冷や汗タラタラ汗汗
ピーク大岩にはもう一度、ザイル登りが待ち構えます!!  なんだか、歳をとるほどに・・高いところは苦手になってきてる・・!?  ビビりまくりです。。汗汗汗
中央左ピークは「釣鐘山」、右端ピークは「日隠山」  中央下部には先日、みんなで泊まった「鹿川キャンプ場」のバンガローがしっかり見えていましたよ!
 
 
 
      鉾岳 めんぼこピーク到着の画!!  高い!相変わらず・・高い!!汗
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              左前方が・・先日 苦しんだ「だき山の山塊」汗
 
  大休憩しますが、、、やはり「軟弱者なこの私」、ここで「昼寝」は・・ムリです。。。
案外、、広いのですが回りはキレこむ大絶壁! たぶん何度着ても・・慣れることはないでしょう!しょぼんしょぼん
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     360度の展開ですが、、「鬼の目山」方面を眺めてズームアップ!目
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                「鬼の目杉を探せ!」画像です。
 
この画像は鉾岳の「めんぼこ」ピーク大岩上から「鬼の目山」方面を写していますが、、この「鉾岳」と「鬼の目山」「国見山」に囲まれた山域はこの「鬼の目杉」を代表として、「日本本土内に自生する杉の原木が生き残っている山域として有名で保護・調査されている山域です。
昔から林業の繁栄のもと「杉やヒノキ」なども植林化にともない品種の改良が進んできましたが、この山域には確認されただけでも数十本にのぼる「日本本土内における杉の原木」が生き残る山域として有名です。
「鬼の目杉」に関しては、前記した昨年の「鉾岳山行」へ!
 
 
 
    さぁ、降りますよぉ~~!  「行きはよい!よい! 帰りはぁ~怖いぃ~~!」
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    下は・・見ません!目  まわりの景色も・・見ません!目  ただただ足元の「岩」を見つ
    めて、、一歩 一歩 降ります・・     つまり、、「やっせんぼ!!」なのです。。
 
 
               最後に下山で目にとまった・・「オオハンゲ」
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サトイモ科 ハンゲ属の多年草   長ぁ~い長ぁ~い、細長く鮮緑色をしたつり 竿(仏炎苞の先に付く付属体)が特長で、、なんと40~50cmほどの長い釣竿を持ったような変わった植物ですよ!
 
今年は、、ほんとに「鉾岳」のササユリ、少なく感じました! 昨年が多かっただけに、そう思えたのかもしれないし、落花していても、紛らわしいなか慣れてくればササユリの株は目につくのだけど・・
「株」が少なく感じました! 
落花した株、花をつけなかった株、などなど・・目にはとめてきましたので、来年はどう変わるかわかりませんが、また「観察」したいと思います!
 
                    パーでは・・また次の山行にて!パー
 
「追伸」  台風も近づいております! それに伴ない集中豪雨など・・みなさま、くれぐれも災害にはご       注意くださいませ!