ブログネタ:もう一度会いたいアノ人 参加中以前にもブログネタでお話しした、ぶらり東南アジア一人旅での道中。
シンガポールのユースホステルで宿泊した際に同じく一人旅をしていた日本人。
日本人旅行客は別にとりたてて珍しいほうではない。ユースホステルに行けば必ずいる。
しかし、彼はかなり特異だった。(私にとっては)
彼も東南アジアの国を転々としてシンガポールに来ていたところだったが、移動手段はナント
「自転車」
え゛?!ベトナムの方からマレーシアを横断したって事?!Σ(゚Д゚;)
うん、そう。
とサラっとした返事。
全然自分をひけらかすワケもなくごくごく自然に色々と話してくれた。
写真も見せてくれた。
マレーシアだったかな?に一ヶ月位滞在していた時のもの。
それは完全に現地の人と馴染んでいて、誰も彼が日本人だと疑わないくらいに。
丸坊主に日焼けをしていてオレンジ色の袈裟?(僧侶の人がよく着ているの)まで着てるのだから。
写真からして生活は衛生的ではない様子が伺えた。
尋ねてみると、「あ、うん。トイレとかはね」
と、またもサラっと返事が返ってきた。
私には衝撃的なことが盛り沢山な経験をしてるのに淡々と話してる彼は「凄い!!」の一言に尽きる。
実はシンガポールの直前にインドネシアの友人を訪ねていた私は、友人や現地で遭遇した日本人に「女の一人旅?!」と驚かれていたばかりだった。
しかし、彼に比べたら私の旅なんて足元にも及ばない。
飛行機で移動し、屋根とベッドとシャワーのある施設で寝泊まりしているのだから。
だから今でも私の一人旅は大した話ではないと思っているのは彼に会ったから。
シンガポールには数日しか滞在しない予定だったので観光場所を絞っていた。
もちろん、外せないのはマーライオン。
しかし、これが意外とガッカリさせられる結果になり(ゴメンなさい(/_;))新しく出来たもう一つのマーライオンに度肝を抜かれた。
とにかく想像以上に大きく、夕方の光のファンタジーショーになると赤いビームを目から発して引田天△が出てきそうななんとも言えない雰囲気があった。
そんな私の馬鹿話を彼は興味深そうに聞いてくれた。
彼は私より一週間前から滞在してる割にあまり観光スポットらしい所に行ってなかった。そういう所はあまり行かないのだそうだ。
これから向かう先などの話もした。
彼はこれからまたマレーシアを北上し、最終目的地はインドだと言った。
イ、インドまで?!(;゚o゚/)/ 自転車で?!
うん、そう。とまたもサラっと返事をした。
本当にびっくりな人でしょ?
いつ頃着く予定なものなワケ?って聞いてみたけど、うーんその時が来ないと分からないなーってのんびり構えてた。
放浪の旅ってやつですかね。(´Д`)
そして私がマレーシアへ一足先に出発する事になった。
バスでだけど。
私の馬鹿話の最中、彼は木彫りの何かを作製していた。
そこで次はマーライオンを作って送ってくれると約束をした。
私は日本の住所を教えた。
しかし、彼のほうはなにぶん放浪の旅でいつ帰国するかも分からないし、帰国しないかもとか、そんな様子だったので聞かず終いになった。
それからどれくらい経っただろうか。
私は日本に戻り、彫刻の約束などもすっかり忘れてたいたある日、一通のエアメールが私宛に届いた。
見覚えのない筆跡と名前。
恐る恐る開けて便箋の下に書かれたマーライオンの絵を見て記憶が蘇った。
シンガポールの自転車のコだ!!Σ(゚Д゚)b
確か今どこでどうしているとかそんな内容で、まだインドには到着してなかったと思う。
追伸に、あの後僕もマーライオンを見に行ったよ、と書かれマーライオンのスケッチが描かれていた。
それもビームだけは赤のボールペンで強調。(´艸`)
きっと彼にとって私は長旅の中の数ある日本人の一人に過ぎなかっただろうに、こうして忘れずにいてくれてたんだと思い嬉しく思った。
しかも、マーライオンはたぶん見ないって言ってなかったっけ?って軽くツッコみながらね。
お返事の一つもしたかったけど住所は残念ながら書かれてはいなかったのでそれっきりになった。
彼はインドまで行かれたのだろうか?
今どうしているのだろうか?
会って色々話したい事が沢山ある。
とっくに帰国して私のように新しい家庭に子供を持っているのかな?
それともインド人と国際結婚して移住してたりなんて??
あれから10数年。
もしどこかで偶然会えたなら積もる話で話は尽きないだろうな。しかもあの淡々とした口調でまた話してくれるかな?
きっと、互いの話が尽きる頃にはインドまで着いてしまえそうだ(笑)