タウシュベツ川橋梁の見学を終え、再び車で移動します。
今回参加したツアーコースでは、タウシュベツ川橋梁(青線で囲った場所)だけでなく、国鉄士幌線の幌加駅跡(赤線で囲った場所)も案内してもらえるんです(˘◡˘)
ということで、再び国道273号線を北上し、幌加駅跡を一旦通り過ぎて、黒線で囲った場所が見えるポイントへ。
そのポイントというのは、「旧国鉄士幌線アーチ橋梁群」と呼ばれるアーチ橋梁のひとつ、第五音更川橋梁。
その橋梁群にはタウシュベツ川橋梁を含めて、14のアーチ橋梁があるそうです。
そして少し引き返したら車から降りて、徒歩で幌加駅跡へ向かいます。
ここは幌加除雪ステーションという施設で、約2時間半のツアー中、唯一のトイレ休憩場所です(´∀`)
国道から奥へ入ると、一目で廃線跡と分かる道が出来ていました。
もちろんこれが国鉄士幌線の線路跡ですね。
この道を進んで行くと・・・
こんな場所に到着。
ここが幌加駅のあった場所です!(゚∀゚)
歩いてきた道を振り返ります。
よく見ると、まだ枕木が残っていました。
では、幌加駅跡へ行ってみましょう。
ここから幌加駅跡までは線路も残っていて、このポイントもかなり重たいですけど、レバーを使って動かすことが可能です(´▽`*)
こんな場所に駅があったとは思えない景色ですが、痕跡はいくつか残っています。
これは幌加駅の駅長さんが住んでいた官舎の遺構で、おそらく水まわりだろうということです。
こちらにも土台のコンクリートが残っていますね。
そして幌加駅のホーム跡。
登録有形文化財になっていて、士幌線関連にはアーチ橋梁群を含め、他にいくつもの登録有形文化財があります。
駅名標が復元されていました。
糠平方面へ伸びる線路。
反対側のこの先7km行ったところが、終点の十勝三股駅です。
糠平~幌加~十勝三股の区間は、士幌線が廃止となった1987年に先駆けて、1978年に利用者減により代行バスに転換され、そのまま廃線となりました。
あちらは貨物ホーム跡だそうで、一段高くなっています。
それにしても、周りには何もありませんね~(; ̄ー ̄ゞ
このあたりが駅舎のあった場所とのことで。
奥へ伸びる通路のような痕跡が駅前通り跡(右手に駅舎)で、1970年に無人駅となるまでは、突き当りの道沿いにお店が何軒かあったそうです。
ガイドさんが資料を広げながら解説してくださいましたが、ここ幌加駅は観光地ではなかったため、営業当時の写真などが極めて少なく、まだまだ分からないことが多いとのことでした。
時刻は16時20分、これにて20分ほどの幌加駅跡の見学は終了。
タウシュベツ川橋梁とはまた、違った感慨がありました。
あとは出発したガイドセンターへ戻るだけです。
戻る途中でチラッと見えた三の沢橋梁。
この橋は遊歩道として整備され、渡ることも可能になっています。
そしてガイドセンターに戻り、16時40分に解散。
いや~、予想を遥かに超えた素晴らしいツアーでしたね~(*°◡°*)
今回はタウシュベツ川橋梁が目的のメインでしたが、他のアーチ橋梁群もゆっくり見学したくなったし、この近くにある糠平駅跡に造られた上士幌町鉄道資料館にも行きたいし、士幌線の終点だった十勝三股駅の跡地にも行ってみたいし、次回はこの温泉街に宿泊して、士幌線の痕跡をじっくり楽しみたいと思っています。
その時にはまた違った表情の、タウシュベツ川橋梁が見られるでしょうしね(’▽’)
そして上士幌町から一気に帯広空港へ向かい、駅レンタカーと提携している日産レンタカー帯広空港店で車を返却。
ここから羽田へ戻ります。
搭乗手続きを済ませ・・・
こちらのカフェで夕食。
長時間ハンドルを握った後のビールは格別ですな!(*^ー゚)b
ビールのお伴は網焼きポーク。
帯広といえば豚丼が名物ですよね。
これは豚丼の豚肉だけがお皿に盛られた(ご飯抜き)メニューで、香ばしい焼き具合が大変に美味しゅうございました(´▽`*)
食後は20時15分発の羽田行き最終便、JAL576便に搭乗。
さらば帯広。
機材はB737-800型機の国際線仕様でした。
機内では同行の友人ともども、何故か(?)マニア認定を受けて、ポストカードとモデルプレーンを頂戴しました(*´◇`*)
やがて羽田空港A滑走路に着陸して、旅は完結です!ヽ(* ̄▽ ̄)ノ
おしまい。