かれこれアニメのとある科学の超電磁砲が始まって10年になりますが、節目を迎えた回だったかなと思い、感慨深かったです。

本日の感想としては、本作ヒロインの御坂美琴が可愛かったと、ただこの一点に絞って話をしたいと思います。

アニメの内容は、片思いだった上条当麻(本作主人公の1人)に美琴の命だけに限らず、大事にしている友達と住んでいる学園都市まで救ってもらい、最後はお祭りの騒ぎに乗じてフォークダンスまでしてもらうっていう話です。
この時点でずーっと超電磁砲シリーズを応援している方々としては、かなり胸熱な展開だとご想像頂けるのではないでしょうか?

私がなぜ感慨深いと話したのは、
①超電磁砲シリーズと禁書目録シリーズの交差した節目となる話だったから
②上条の存在をようやく美琴の親友である佐天涙子と初春飾利に認識されたから(親友はもう1人白井黒子がいますが、それは後述)
③なんと言ってもこの10年間、上条に正直になれなかった美琴が自分からフォークダンスに誘ったこと!!(佐天さんのアシストはありましたが)

①は美琴のことを書きたいので省略します。

②はようやくといったところです。
さらに2人は上条のことを美琴が好きだということを美琴の所作で素早く察知!
フォークダンスに美琴が上条を誘うように仕向けるところまで一芝居やってのける友情に感動しました。
ここで美琴のもう1人の親友というか、美琴のことを一方的に愛しているといっても過言ではない白井黒子が登場します(これは百合ってやつですかね?)。
黒子にとってはお姉様とお慕いしている美琴と、自分の怪我が原因でフォークダンスを一緒に踊ることが出来ず悔しい思いをしているところでした。
そこに憎き恋敵(?)の上条が現れ、美琴とフォークダンスを踊るまで、しれっと漕ぎ着けているのをみて、かなりご乱心だったのは言うまでもありません。
しかしご乱心されてはいましたが、しばらく遠目から邪魔せずに我慢していたのは、美琴が上条のことを好きだということを知っていたからこそだと思うと、私は感慨深くなりました。

③に関しては言うまでもありません。
美琴はいわゆるツンデレというやつなので、自分の思いとはウラハラな言葉ばかり言ってしまう困ったちゃんです。今まで強気な言葉で自分の思いを隠してきましたが、片思いの上条に命まで救われて本当に嬉しかったんでしょうね。
フォークダンスに誘うとき、顔を紅潮させながらも無言で上条の手を掴み、無理やりフォークダンスをしている場所まで連れていくシーンは、娘の成長を感じて喜ぶ父のような気持ちになりました。
照れてしまい上条の目を見て話すことが出来ない美琴でしたが、一生懸命感謝の言葉をフォークダンスを踊りながら上条に絞り出して紡ぐシーンは、、、ただ感動しました。

私はライトノベル原作をすべては読めていないアニメよりの人間ですが、美琴は私がアニメオタクになるきっかけとなったキャラクターなので、そのキャラクターの成長をみることができ非常に嬉しく思いました。
私の青春の1ページ、とある科学の超電磁砲のラジオをききながら、片道1時間の通学をこなし、帰ったきてからとある科学の超電磁砲をみるという、日々を思い出しておりました。決してフォークダンスを踊ったのが青春の1ページではございません。

私もおっさんになってしまいましたが、初心を思い出す素晴らしい回でした。
ありがとう美琴!!