香港放浪2026秋朝 『 これが香港なのだ!愛しの雲呑麺の巻 』
2泊3日の出張で香港を訪れた。
行きしの機内ではiPadにダウンロードしていた『コヴェナント』を観た。9.11同時多発テロの時のアフガニスタンでのタリバンからの米軍通訳を救出する映画だった。見応え度A
今回は油麻地に泊まる事としており、また着いた日はそのままホテルに直行する時間となり空港からはバスでホテルを目指した。
ホテルに荷を解きモンコック方面へ歩き適当にローカル食堂に入る。回鍋肉らしき物を見つけそれと白飯と青島ビール。
本場の回鍋肉は美味かった。
今回宿泊のホテルは”THE CITY VIEW YMCA 何某”というところなのだが通された部屋がなぜかファミリールームとの事で勉強部屋、ツインルーム、ダブルルームが連結している大部屋でどこで寝るのか迷う程であった。(結局ダブルベットで寝ることにした…)
アジアでは朝メシは歩いてローカル食堂を探す事を小さな楽しみにしているのだが、今回も適当に見つけた店にて香港お決まり朝食のひとつである出前一丁(インスタントヌードル)に目玉焼をトッピングした物を頼んだ。これに甘いアイスコーヒーがセットで43香港$(850円くらい)である。朝からインスタントヌードルと甘いアイスコーヒー。この組み合わせはアリかナシか…素朴な疑問
地下鉄を乗り継いで香港国際宝飾展へ。
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嫌いな香港に来ています
信号機のテケテケ音も
エスカレーターのティケティケ音も
朝食の出前一丁麺も
香港の人々の歩く速度も
建築ビルの危なっかしい竹の足場も
全て好きくなく…
仕事じゃないと来ないであろう街です
兎に角仕事に集中します
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SNSにてこのように私感を述べたら、Instagramから自動に普段見ないThreadsに転送されたようで、1.2時間後に気づくとそこには香港人(中国人?)らしき10人以上の方々から僕の書き込みを非難するコメントがびっしりと貼り付けられており驚いた。なんだか面倒臭いのでそのスレッドはすぐに削除したのだが、すぐに日本に帰れ!だの歴史ある京都人らしからぬ発言だとかetc… 私感を書いただけの赤の他人に対するこの書き込みはどうなんだろうかと思う。京都はキライ!と書かれた知らない人のスレッドに僕はこのように反応するだろうか。
もとより僕はそういう所が嫌いなのである。
もちろんいつも香港には仕事で一両日訪れているだけなのでこの地に住む香港の方々に友人知人が1人もいないという事も僕のprejudice となっているのかもしれない。
敢えて言うならば、昔から残るスターフェリーやネーザンロードを北に進んだモンコックや油麻地のひとつ奥に入ったローカルな街並みは個人的には大好きなのだが、香港島に見えるような高層ビルや高層マンションがギューギューに建ち並ぶ街が好きでないのだ。そこかしこにある高層マンションに住む人々は部屋に戻るのにエレベーターをどれくらい待つのだろうか… エレベーターがもし停まったりしたらどうやって部屋に帰るのだろうか… などと今の自分にとっては全く関係のない事を思ったりするのだ。
それはさておき…
香港で働いた夜はまたChaiyan 夫妻、Aou 夫妻、BALLらに誘われて湾仔のステーキ屋さんにご馳走になってきた。ChaiyanとBALLは香港に4本しかないという最高級の2014年スペイン産ワインを4本とも買い占めて、そのうちの一本を店にネゴしてそこで出してもらい僕にも振舞ってくれた。感謝
帰国の朝、香港に来たらどうしても食べたかった『雲呑麺』を食べに裏道にあった《麺・粥》と看板が出された食堂に飛び込んだ。
やはり美味い!
つまり僕は香港の全てが嫌いではなく、この雲呑麺や、こんな雲呑麺が食えるローカルな街並み、上半身裸の老人が道端に座り煙草を吹かしているような昔ながらの中華が残るベタな香港は好きなんだなと思い返したのであった。
香港は長き歴史の過程で今の形に至ったのである。それが香港なのだ。
帰りの空港へのバスの中で改めてそう思った。
雲呑麺を食べた裏道には朝に関わらずそこかしこに若いとはとても思えないずんぐりむっくりな売春婦が立っており、バス停へと歩く僕に目で合図してくるのであった。その一方でひとつ表のネーザンロードでは天空へ伸びたビルに向かって仕事に向かう香港人らが街を活歩している。
これが香港なのだ。
若い男女が隣のテーブルで口に物を入れクチャクチャ音を立てながら何も気にせず話している。
これが香港なのだ。
自分の知る日本を基準にモノの善し悪しを測ってはならない。
香港万歳!




