今年のピグのハロウィンは、フランスエリアのシャンゼリゼだとか。
…いろいろつっこみどころはありますね。
まず、本来フランスでハロウィンは存在しないという事。
「ハロウィン」というのはケルト系民族の祭り。
つまり、本来西ヨーロッパ周辺に定着していた民族の風習から来ており、
とくにイギリス・アイルランドで、生まれて、アメリカで大きく広まったもの。
なので、本来はパンプキン(※カボチャはアメリカ大陸原産)ではなく、本来の
ヨーロッパ大陸ではカブを使ってランタンにしていたものです。
とくに、キリスト教において神の創造物以外は認めません。
すなわち、インチキくさい魔術や占い、オバケや妖怪など、人を騙し、脅かす
ような生きていくのに邪魔な存在を認めないシンプルな宗教な訳。
人は死んだら、大人しく天国へ行って、静かに暮らすんです。
だから、ケルト民族由来のバンシーだとかブラウニーといった、妖精という
神話的なもの、フランスやイタリアといった、ラテン系民族の国では存在
しないわけです。
ラテン系諸国では、もっぱら神話などがあったけど、神話の神々は今では
「悪魔」という存在で登場しますけど。
キリスト教というのは、世界三大宗教と呼ばれるほど、信者数がかなり多く、
土着文化・信仰と融合しながら落ち着いていったものですから。
…と、理屈っぽくて、実に面倒くさい「ハロウィン解説」でした。
