先週?先々週? 久々に結婚式の司会をやってね。
やっぱり、関係者の手前、あんまりノリだけでやるわけにもいかないから、ネットでいろいろ調べたりするのね。
でも、まったく僕らしくない言い方ばかりがヒットしてさ・・・(^^;
そりなかで、ブライダルMCっての?
暴露風対談っていうのがあったのね。
もうね、ひどいの。
新郎新婦がたくさんのことをやろうとする、とか
アイディア全てを司会者に助けてもらおうとする、とか
細かい出し物が多い、とか
かけて欲しい曲が多すぎる、とか
・・・・・そんなの 当たり前でしょ?
僕は、いつも新郎新婦との打ち合わせでこう言うのね。
「結婚披露宴は、他人のお金を使って、自分たちのパーティーを、自分たちで思った通りに出来るんだよ」と。
だから、細かい注意とか軌道修正とかはあっても、基本的にはその人達のやりたいようにやってあげる。
もっというと、出し物とかそういう「順番台本」じゃなくて、
「どんな感じにしたいのか?」を聞くのね。
そうすると、一つのシーンで曲が4~5曲なんてあたりまえなのよ。
僕のときなんか、披露宴だけで場面用のBGMが60曲あって、そのほかの歓談用のBGMが20曲あったもの。
音楽は、目で見る感動を補助してくれるのね。だから、すごく大事。
その先々週の結婚式では、大まかなBGMは会場側と打ち合わせが終わっていたらしいので
僕の仕切での5分の場面に、SEもいれると5曲使っているからね。
本当は、こういうタイミング物は、イベント的な音響さんと、会場仕切と、照明と、MCが台本作らないとダメなの。
だから、そういう場面は、大体自分が台本書いて、喋って音出ししてってやってる。
あー、そんなことはどうでもいいか。
つまりね、そういう会場側の都合にハレの舞台に立つ人達が「あわせなくてはいけない」なんていう会場スタッフの元では、大したことは出来ないって事だよね。
こういうのはプロじゃないんだよね。
具体的な内容も含めて、よく話を聞いて、別な提案したり、機材追加も含めて提案したり、
なんとかその「想い」を形にしてあげようとするのがプロだと思うのね。
MCって、喋りの人じゃないんだよね。
音響も同じ事。
だから、そこの会場のスタッフが、僕の機材を見て、信用してくれた。
かなわないと思ったらしく、機材を質問しにきた。
どっちが主導権とかそういう問題じゃなくて、
「え~、3曲を短時間でかけ替えるのは無理ですよ~」っていうのは、はずかしいことなんだけど
それを実現する方法を知らなかったから、平気で言っていたっていうのね。
だけど、僕の機材を見て「あ、これならできるんだ」って思ったみたい。
ここのスタッフは、伸びると思うよ。